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デュオヒルズつくば竹園
県内も6倍、3471件 「ネットいじめ」は98件 |
2007/11/16(金) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁 |
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文科省の問題行動調査(本県分)によると、二〇〇六年度に県内の国公私立の小中高校が認知した「いじめ」の件数は、前年度に比べ約六倍増え計三千四百七十一件に上った。児童生徒千人当たりの件数は九・八件で、全国平均八・七人を上回った。初めて調査が行われたパソコンや携帯電話による「ネットいじめ」は、計九十八件の報告があった。
いじめの定義拡大や調査対象に国私立校が加わったことに加え、県教委は「北海道や福岡県で起きたいじめ自殺が昨年、社会問題化して教員がいじめを積極的に把握するようになり、今まで潜在していた事例があぶり出された。ただ、ネットいじめの九十八件などは氷山の一角。今調査が実態を表しているとは思えない」(義務教育課)と深刻にみている。
県内の小中高のいじめは統計上、減少傾向をたどり、〇五年度はピーク時(一九九八年度の千七百四十七件)より約六割減の五百九十四件まで沈静化していた。
今調査によると、県内の小学校が認知したいじめは千五百四十六件増の千七百五十四件、中学校は千二百八十七件増の千六百十五件と、ともに激増。高校は四十四件増の百二件だった。「国私立が少ない小中学校の増加分は、ほぼ公立」と義務教育課。
いじめを認知した学校数の割合は小学校57%、中学校85%、高校40%に上った。いじめの内容は「冷やかしや悪口、脅し文句」が最多の72%、次いで「仲間はずれ」が23%。今回認知したいじめについて、小中高全体の86%が「解消した」としている。
一方、〇六年度に県内小学校の児童が起こした校内暴力の件数は前年度より倍増の七十件、加害児童の延べ人数も約三倍増え八十三人に上った。子ども同士の暴力や器物損壊の急増が目立ち、義務教育課は「対人関係がうまくいかず、突発的に暴力を振るったり物を壊したりする児童が増えている」としている。中学校では六百二十一件、高校は二百二十八件と前年度をやや上回った。
自殺は中学生一人、高校生二人の計三人。いじめが原因による自殺はなかったという。
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