「『県子ども条例』を考える会はこのほど、県が策定中の「県子ども条例」で子どもの権利を明確化させるよう、県こども未来課に申し入れた。
要望書では、子どもの権利として(1)安心して生きる権利(2)いじめ、虐待、体罰などにより心身を傷つけられない(3)自分らしく生きる権利--などを挙げ、条例で明確化するよう求めた。また前文などに「国連子どもの権利条約を大切にする」などの文言を盛り込むことも要望している。
考える会は、教師や親、地域で子育て活動をしている団体などで構成。これまでに2回の勉強会を開き、参加者の意見を集約した。
県は子ども条例について、来年3月まで県内各地で県民との意見交換会を実施するなどして最終案をまとめ、来年9月議会に条例案を提出する意向。
毎日新聞 2007年11月21日