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朝青龍また失態!ビザ切れ初場所ピンチ

 モンゴルで謹慎中の横綱朝青龍(27=高砂)が、力士生命にかかわるうっかりミスをしていたことが16日、分かった。日本で仕事をするために必要な興行ビザを更新せず、すでに9月2日で切れていた。日本相撲協会は16日に慌ててビザ取得に必要な書類をモンゴルへ送付した。特例が認められなければ、12月2日からの冬巡業はおろか、復帰予定の来年初場所にも出場できない可能性もある。

 朝青龍が大きなミスを犯していた。日本相撲協会関係者によると、療養などのために帰国した直後の9月2日に、1年の興行ビザが切れたという。通常は切れる1カ月前に更新手続きをするが、朝青龍はその時期に、東京・墨田区の自宅マンションで「籠城(ろうじょう)」していた。同協会はこの日、慌ててビザ申請のための書類一式をモンゴルへ送った。朝青龍は書類が着き次第、ウランバートルの日本大使館でビザを申請することになる。

 興行ビザは通常、発給まで2カ月以上かかるが、特例が認められれば、1週間以内で発給されることもある。幸い、朝青龍は名前が知られ、高額の税金も納めていることから、特例が認められる可能性が高い。しかし仮に特例申請が却下されれば、冬巡業はもちろん、来年初場所も出場できなくなる。臨時ビザで再来日し、興行ビザを取得しないまま巡業に参加すると「不法就労」になってしまう。

 大島巡業部長(元大関旭国)は「今度も個人的な理由で巡業に出場できないなら、角界を辞めるしかないだろう。あんなバカなことがあるか」と、厳しい意見を述べた。ビザに関してはこれまで個人マネジャーと横綱本人が毎年手続きしてきただけに、師匠の高砂親方(元大関朝潮)も「巡業に間に合わないならクビだ」と言い放った。

 九州場所千秋楽翌日の26日に再来日し、横綱審議委員会で謝罪した後、謝罪会見を開く予定だったが、ビザ次第では予定が狂うことも考えられる。予定が狂うだけならいいが、うっかりミスで最強横綱が土俵人生に終止符を打つという、笑えない現実に直面する可能性もでてきた。

[2007年11月17日9時20分 紙面から]

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