あらすじ
「オタク」
辞書を引くと「ある事に過度に熱中していること。また、熱中している人。」とある。
メディアにたびたび登場する彼らは、その容姿や行動から、いつも奇抜さ、奇妙さが目立つ。
彼らは、本当は何を考えているんだろう。
ある日突然興味がなくなることってあるんだろうか?
その時、彼らに何が残るんだろう?
そんな疑問から、私はオタクを追いかけた。
まず私は、オタクの祭典と言われるコミックマーケットに足を運んだ。
アニメやマンガ、ゲームを題材にした同人誌を売り買いするマーケットだ。
3日間で約55万人もの人が集まる。東京ドームの集客数の10倍以上だ。
ものすごい熱気の中、私はある事に気が付いた。それは、女性の人数が多いこと。
彼女達に話を聞くと、面白い発見があった。自分達の事を腐女子と呼び、男性同士の恋愛を扱った同人誌を買っている。いわゆる「ボーイズラブ」や、「やおい」と呼ばれる作品だ。興味を持って調べると、市場は120億円もあった。
なぜ男性同士の恋愛マンガにそこまではまれるの?
腐女子って、何が腐ってるの?
腐女子のその先に何があるのか、見つけようと思った。