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2007年11月22日号
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「親子の居場所づくりを」
中区の市民団体 事業継続目指し再出発
 
イベントについて話し合うメンバー
 

 中区の子どもたちとその保護者を支援するための場「子どもの居場所 ほっと・こむ」が結成され、9月から運営を始めた。11月20日からは初の連続イベントがスタートしている。

 「子どもの居場所 ほっと・こむ」は中区の小学校高学年から中学生の子どもたちが安心して集える場所、地域の大人たちが子どもたちの成長を見守り、支えていく場所として、地域住民有志で結成された団体。前身は中区生涯学級の中にあった「ポラリスの会」で、区の補助金を受けながら昨年までの3年間、活動を続けていた。同会では親の心・子の心をテーマとして年に4回、親子対象の様々な講座を開催。代表の山田昌子さんは「子育て中の母親を中心にいじめや不登校、誘拐など子どもを巡る問題に、多くの人が集まっていた」と話す。

大学生招き座談会を開催

 補助金が打ち切られ、ポラリスの会は解散となったが、これまでの活動から「子どもたちの成長を地域ぐるみで見守り、支える場を作って、親同士が語り合える場が必要」とメンバーの中から有志3人が立ち上がり「子どもの居場所 ほっと・こむ」を新たに結成した。ほっと・こむは中区活動団体スタートアップ支援事業補助金対象事業に認定されており、区から補助金を受け、親子の学習会や行事を行っていく予定だ。

 中区における小中学生対象の居場所づくりを行っている団体は、中区役所の調べでは現在、ほっと・こむだけという状況。同一年度内に同一団体が受けられる補助金は1回限りで、3年が限度。山田さんは「今は場所を借りて講座を行っているだけだが、今後は実際に子どもや親が集まれる場所を設置したい。誰でも気軽に集まれる場所があれば、思春期の子どもの様々な悩みを聞いたり、一緒に考えたりできる」と話す。

 ほっと・こむの初イベントは20日に行われ、次回は29日(木)に大学生との座談会『進路を考えたとき』を予定。進路を決めたときの悩みや決め手など大学生の生の声を聞き、参加した親子に考えるきっかけをつくる。次回以降は、聞く・話すのコミュニケーションを重視した教育を提唱する「もうひとつの学校」代表の小嶋友明氏による講演会『“もうひとつの学校”をはじめて』や、フリースペースみなみの沖田ゆかり氏が講師の工作教室を開催。

 山田さんは「今は運営メンバーも少なく、活動拠点もない状態。このイベントを成功させ、来年以降、この会をもっと発展させていきたい」と今後の展望を話している。

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