KAT-TUNが21日(水)に発売した新曲「Keep the faith」の作詞・作曲を手掛けた氷室京介が、この作品とKAT-TUNのメンバーについて、自分が若かった頃を引き合いに出し、「彼らの、不器用で、繊細で、限りなく眩しいエナジーが俺は好きです」とアツいコメントを寄せた。今作は、ジャンルの違うシーンで活躍する両者がタッグを組んだ稀なコラボとして、業界内でも注目されている。
KAT-TUN1位獲得作品一覧 大人になるという事は、もしかしたら「自分が信じている“Faith”を少しずつ失っていく」という事とイコールかもしれません。
そんな逃れようのない、色褪せそうな夢に逆行するように生きる彼らの、不器用で、繊細で、限りなく眩しいエナジーが俺は好きです。
赤西君が「自分自身を見つめ直す為にL.Aに住みはじめた」という噂を聞いた時、自分がまだ若かった頃のどうしようもない不安や、焦りや、もどかしさを思い出して、会った事のない彼に心のどこかでエールを送っていました。
今回このプロジェクトに参加出来た事を、とても光栄に思ってます。(氷室京介)
これまで日本のミュージックシーンを牽引してきたカリスマが、これから共にミュージックシーンを引っ張っていく新しい力を絶賛。また同時に、昨年10月突然芸能活動休止を発表し、日本を飛び出したメンバーの赤西仁についても、20代の頃の自分とオーバーラップさせている。そんな気持ちが、そのまま今回のシングル「Keep the faith」の詞には込められている。
KAT-TUNは昨年3月にCDデビュー。オリコン史上初となるシングル、アルバム、DVDで初登場1位を獲得するなど、まさに“規格外”な新人の登場にシーンは湧いた。その後もドコモCMソングとなるセカンドシングルを発表、さらに24時間テレビのメインパーソナリティーへの抜擢、ソロでのドラマ出演と、それぞれのスキルを磨き、グループとしても着実に大きくなっている中での赤西の突然の芸能活動休止。トップアイドルの想定外の行動にファンならずとも日本中に衝撃が走った。しかし最も衝撃を受けたのは残されたメンバーである。とはいえ、悲しんでいる暇も余裕もなく、走り出したばかりのKAT-TUNという多くのファンの夢と希望を乗せた列車を止めることはできるはずもなく、5人での活動を強いられたメンバー達の葛藤…。明日のKAT-TUNをどうするんだ、どうなるんだとメンバー同士で延々と話し合った日々。そしてひとつ答えを出した。2年目のコンサートツアーは5人でスタートさせた。そして赤西の電撃復帰…コンサートへの合流…。デビュー直後から本当に色々とありすぎたKAT-TUNという“集合体”だが、それを糧にさらに大きくなったのは、メンバー同士の“キズナ”そして“faith(信頼)”が大きく存在したことに他ならない。
そんな時間を過ごしてきたからこその今回のシングルであり、新生KAT-TUNのリアルな姿を捉えた同時発売のDVD『TOUR 2007 cartoon KAT-TUN II You』(ツアーファイナルの東京ドーム公演を収録)である。この2つの作品には進化したKAT-TUNの姿が、紛れもなく存在している。
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