ローカルニュース 2007/11/21

インフルエンザ、県内も流行の兆し

 鳥取市で初雪が降るなど、急激に寒さが増しているが、鳥取県内でもインフルエンザが流行の兆しをみせている。全国の患者数は例年より一カ月以上早いペースで増え、昨年同時期の九十倍を超えている。県内でも今後、患者が増える可能性があり、県や医療関係者は注意を呼び掛けている。

インフルエンザの予防接種を受ける幼児=20日、鳥取市の石谷小児科医院

 県健康対策課によると、今月十日現在、全国のインフルエンザの患者数は二千百九十九人(昨年同期二十四人)。学校閉鎖や学年、学級閉鎖しているのは北海道、東京、大阪、兵庫、岡山、広島などの十二都道府県、七十八校・園(同一校)。学校が冬休み明けになる一月から増え始める例年に比べて一カ月以上も早くなっている。

 県が県内の二十九カ所の医療機関で行っている定点観測によると、患者数は中、西部でそれぞれ一人しか確認されていないが、県内の医療機関などでは、今月に入って患者が目立ち始めた。全国で多いのはAソ連型だが、県内では抗ウイルス剤が効きにくいB型が目立つという。

 石谷小児科医院(鳥取市上魚町)では、十月中旬ごろから予防接種を希望する人が訪れ始め、最近では一日八十人ほどが来院しているという。石谷暢男院長は「近県で流行しており、人が動く今月二十三日からの連休以後、県内でも患者が増える可能性がある。予防接種が効くのに約二週間かかる。早めに予防接種を受けるとともに、体調がおかしいと思ったらすぐ、医療機関で受診してほしい」と話している。


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