竹田市久住町栢木の大久保病院が、来年4月をめどに救急告示医療機関(救急病院)に指定されることを検討していることが分かった。6月に竹田医師会病院が救急指定を取り下げてから、同市は救急病院がない状態が続いていた。
大久保病院では6月以降、救急患者受け入れ数が約1・5倍増加。同8月ごろから救急指定への検討を市から依頼され、人員確保のめどがたったため、救急病院の態勢作りを進めているという。また、同病院は来年1月、設備の整った公立おがた総合病院に産婦人科医1人を移籍させることも決定した。おがた病院は昨年5月から産婦人科を休診。今年9月から週に1度同医師が診察していた。大久保病院の大久保健作院長は「患者に迷惑をかけないよう各病院がいろんな機能を持ち、連携して地域医療体制の確保に努めたい」と話した。【中島京】
毎日新聞 2007年11月21日