ここから本文エリア 産科診療再開へ/豊後大野・おがた総合病院2007年11月21日 医師不足のため昨年から産科を休診している豊後大野市緒方町の公立おがた総合病院に、竹田市久住町の大久保病院から医師1人が移籍し、産科を再開することが20日わかった。大久保病院では設備や人員の都合上、出産を取り扱っていない。各地で産科医不足が深刻化する中で、地域医療を守るには産科の再開が不可欠だとして、両病院が医師の移籍に合意した。 豊後大野市には現在、出産ができるクリニックが1カ所しかない。おがた病院は施設や助産師などの人員はあるものの、昨年5月以降、産科医がいない。一方、大久保病院には常勤の産婦人科医1人がいるが、婦人科の診療のみを行っていた。 そこで、両病院が話し合い、竹田、豊後大野両市の中間にあり、出産のための環境も整っているおがた病院にこの医師が移籍することで合意した。大久保病院での婦人科診療も週1日続ける。 また同病院の大久保健作院長は、竹田医師会病院が6月以降、救急病院の指定を返上したことで、大久保病院への救急患者の搬送が増えている実情を踏まえ、救急病院の指定を検討していることも明らかにした。ただ、救急医療の態勢を整えるには医師2人の確保が必要で、めどは立っていないという。 マイタウン大分
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