北海道厚生連は北見市常呂町に常呂厚生病院(山下昇史院長、54床)を新設した。12月1日に開院する。武田弘道会長は「地域で最も信頼される医療機関を目指す」と話している。
北見市が経営する常呂国保病院が老朽化し、年間1億8000万円の赤字経営となる見通しになったため、厚生連に肩代わりを要請。厚生連は100床未満の道内10医療機関の赤字全額補てんを各市町村に要求しており、北見市にも同様の条件を提示し両者が合意した。市の負担(補てん額)は国保病院当時を約4割下回る見込みという。
常呂厚生病院は内科、外科など4科。理学療法士を置き患者の在宅復帰を図るとともに、網走管内の四つの厚生病院と連携する。【高橋正博】
毎日新聞 2007年11月21日