太田・大阪府知事、高額講演料で陳謝2007年11月20日23時24分 大阪府の太田房江知事は20日、中小企業経営者の任意団体「関西企業経営懇談会」の会合で1回50万〜100万円の講演料を受け取っていたことについて「府民の目線からみて理解していただけない点があった。申し訳ない」と初めて陳謝した。現会員10社と過去の会員3社の計13社と、5年間で総額約32億円の契約を府が結んでいたことも判明。太田知事は退任後、受け取った総額883万円の講演料を府に寄付する考えも示した。
この日の定例記者会見で太田知事は「高い倫理観を持った知事になれるよう職務にあたりたい」と語った。7日の会見では「何ら不正はないし、誤解を受ける面もない」としていたが、一転、陳謝した。 さらに5年間で受領した講演料全額を府の基金に寄付する意向を表明。選挙区内の寄付行為は公職選挙法で禁じられているため、知事退任後に寄付するとした。 一方、契約関係が判明したのは、製造業や建築業など30社の経営者が加盟する同会のうち、現在も会員の10社と過去に会員だった3社。府が同会設立後の03年度から現在までの契約をまとめた。 内訳は一般競争入札が15件で約5億9000万円、指名競争入札が52件で約22億2000万円、随意契約が225件で約4億1000万円。2件は契約金額が5億円以上のため太田知事が決裁。会員のうち4人が03〜04年に知事の政治団体に計30万円を寄付していた。
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