■ 室蘭の医師がステントグラフト治療実施指導医に
【2007年11月21日(水)朝刊】


 新日鉄室蘭総合病院の大谷則史副院長(心臓血管外科)がこのほど、関連11学会で構成する基準管理委員会から、腹部大動脈瘤(りゅう)ステントグラフト治療の実施指導医認定を受けた。承認は道内2人目。

 ステントグラフトは、ステンレスのばね付き人工血管(腹部用で口径約20ミリ、長さ約150ミリほど)。口径約8ミリ程度のカテーテルを足の付け根から挿入して、血管内にステントを留置し動脈瘤を治療する。

 カテーテル手技で行う同治療は局部麻酔でも可能で手術に要する時間は2時間ほど。全身麻酔で大きく切開し大動脈瘤を切除・置換していた開胸・開腹手術に比べて患者の負担が少なく、入院日数も短い。道内の実施施設はまだ数施設という。

 同院では「これまで治療を断念していた高齢者や開腹手術歴のある患者、心肺機能が著しく低下している患者にも有効」とし、大谷医師を中心に平成10年から積極的に同治療を取り入れ、これまで胸部、腹部大静脈瘤のステント治療を40症例以上実施している。

 今年6月には医療機器など施設設備要件や実施資格者の存在など基準をクリアして、道内2施設目の腹部同治療実施施設認定を受けた。今年4月には腹部用ステントが保険適用になった。

 大谷医師は「破裂性動脈瘤の救命率向上も見られ、高齢化社会の中で同治療への期待は大きい。年間20症例ほどはこなしたい」と意欲を見せている。

 
 


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