捜査書類ねつ造の元検事 有罪
元検事の斎藤諭被告(40)は、東京地方検察庁の刑事部に所属していたことし3月、強制わいせつ事件の被害者の女性が告訴を取り下げたように捜査書類をねつ造したうえ、上司にうその報告をした虚偽公文書作成などの罪に問われました。判決で、東京地方裁判所の登石郁朗裁判長は「異動の前に事件を処理しなければと短絡的に思い詰め犯行に及んだもので、被害者が問い合わせなければ事件が放置されていたおそれがある。検察官の社会的な信用を損ねた責任は重い」と指摘しました。そのうえで、精神状態が不安定だったことなどを考慮して、斎藤元検事に懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。斎藤元検事は、事件が明らかになったあと懲戒免職になっています。 |
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