“超音波で蚊よけ”効果なし
問題の商品は、東京・豊島区にある電気製品販売会社「オーム電機」が販売していた中国製の「超音波蚊よけ器」と「ミニライト付き蚊よけ器」です。「蚊が嫌う超音波を出すため蚊が逃げる」などとパッケージでPRし、平成10年ごろからこれまでにディスカウントストアなどで120万個余りが販売され、売り上げは4億1000万円余りに上るヒット商品となりました。しかし、公正取引委員会から依頼を受けた研究機関が、鳥を入れたカゴに50匹の蚊を放って蚊よけ器の効果を調べたところ、およそ90%の蚊が鳥の血を吸い、蚊が逃げる様子もないなど効果がまったくなかったということです。このため公正取引委員会は、景品表示法に違反するとして、不当な表示をやめるよう命令しました。公正取引委員会によりますと、オーム電機は中国のメーカーにこの蚊よけ器の生産を委託していましたが、効果があるかどうかは検証していなかったということです。オーム電機は先月からこの商品の出荷を停止していて、「命令は受け入れる。たいへん申し訳ない」と話しています。 |
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