ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 京都 > 記事です。

京都

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

イベント:「国境を越えて」 ミャンマーの人々に触れて--23日から京都大 /京都

 ◇パネル展示や講演 難民らと交流も

 軍政下で民主化を求めるミャンマー(ビルマ)の人々に触れるイベント「国境を越えて」が23~25日の3日間、左京区の京都大で開かれる。医学部の学生有志が学園祭に合わせて企画。同国についての基礎知識や歴史的に深い日本との関係、難民問題などの多彩なパネル展示のほか、現地を訪れたジャーナリストや学生、NGO代表ら8人が講演し、日本にいるビルマ難民らも参加して交流する。

 パネル展示では、▽93年から同国を継続取材する神戸市在住のフォトジャーナリスト、宇田有三さん(44)の写真▽タイ国内に本部を置く雑誌「イラワディ」の風刺漫画▽民主化指導者アウンサンスーチーさんが京大で研究していた際に使用し、現在も残っている部屋の様子--なども。

 イラワディの元記者で近く復帰予定のカナダ人ジャーナリスト、ジェイソン・ネルソンさんが23日午後4時から、ビルマ国営メディアから軍政の考え方を読み解きながらタイ国内の独立系ビルマメディアの役割について講演する。今年8カ月間現地に滞在した宇田さんは24日同4時から、9月の抗議デモの背景と現状について報告。25日は同1時半から日本に滞在する難民数人が交流し、同2時半から日本ビルマ救援センターの中尾恵子代表が講演する。

 今年2月に国境地帯で診療所実習をし、24日午前11時から講演する京大医学部6年の佐村淳知さん(25)は「日本人カメラマンも犠牲となったデモ弾圧などで国としてネガティブなイメージを抱かれるが、まず心豊かで親しみやすい素顔の人々を見て好きになってもらい、どうかかわるかを考えてもらえれば」と、参加を呼びかけている。

 吉田南キャンパスの吉田南1号館206号室で午前10時~午後5時。ほかの講演日程など詳細はホームページ(http://beyondtheborder2007.blogspot.com/)で。いずれも参加無料だが、難民支援のバザーがあるほか、募金も呼びかける。問い合わせは佐村さん(080・5335・7177)。【太田裕之】

毎日新聞 2007年11月20日

京都 アーカイブ一覧

ニュースセレクト一覧

エンターテイメント一覧

ライフスタイル一覧

 

おすすめ情報