16歳以上の外国人に入国審査で指紋、顔写真の提供を義務付ける新制度の運用が始まった20日、午後5時現在で数人について、過去に強制退去となった人物らの指紋データベースと照合した結果、疑問点が生じていることが法務省のまとめで分かった。
これらの外国人は特別審理官による口頭審理などを経て、最終的に強制退去処分などを受ける可能性がある。
法務省はまた、高齢で指紋がすり減るなどしていたことにより、同時刻現在、帯広、成田、中部国際、福岡の4空港と博多港で、計21人の指紋がスキャナーで読み取れなかったと発表した。