Special Interview もう一歩先の英語へ Top押切もえさん
5 もっと英語で話したい

再びニューヨークへ。そして一歩先へ。

押切もえさん

 翌年、またニューヨークに行った時、これまで学んだ英語を試してみました。ニューヨークには生粋のニューヨーカーはいない、と言われているほどたくさんの人種がいる都市ですから、私みたいな人がたくさんいるはずです。それなら私も、とあきらめずに、私流であっても「英語」を使って話そうという気持ちが強くなっていきました。去年も、夏と冬にニューヨークに行ったのですが、少しは話せるようになったなと実感しました。

 海外に仕事で行くときは、できるだけ英語で話す機会を作ろうと、ロケバスの運転手さんとか、現地の人ともなるべくたくさん話しています。うまく伝わらないところがあっても、失敗から学ぶことは多いので、そういうコミュニケーションは大事ですよね。

英語でのインタビューに挑戦。

押切もえさん

 昨年、「英語でしゃべらナイト」のインタビューコーナーに出演した時、すごくあこがれていた「プラダを着た悪魔」のスタイリスト、パトリシア・フィールドさんへの英語インタビューの機会をいただきました。インタビューの時は、聞いても分からない単語や、こちらからうまく伝わらない単語もあったので困惑しました。でも、その時「あこがれの人の気持ちを、その人が話す言葉そのままで受け取りたい」「英語でもっともっと話せるようになりたい」とあらためて強く思いましたね。

 その後もいろんな方に英語でインタビューする機会がありますが、相手の方は同じ質問を何度も受けているはずだし、しかも私は英語が流暢じゃないから私なりに工夫しています。難しいことを聞くと続かないから、背伸びをしないで、身近な質問にするとか、あらかじめ質問を書いたメモを用意しておくとかね(笑)。ジョージ・クルーニーさんにお会いした時は、メモを見ながら話してたら「何それ」と興味を持たれて、「勉強してるね」なんて言われてしまったんです。

 また、インタビューが終わると、その後すぐに感想をコメントするのですが、だいたい頭が真っ白で、「きれいだった」とか「かっこよかった」しか言えないのも、これから何とかしたいですね(笑)。でも、毎回すごく楽しいですよ。