大手企業健保などの全国組織「健康保険組合連合会」は20日、9月に実施した「医療に関する国民意識調査」の結果を公表した。医療費の自己負担について「重いと感じる」「やや重いと感じる」人は計79.3%で、98年に比べ12.8ポイント増。負担が重いと感じるものを複数回答で聞いたところ、トップは「保険料」の62.2%。「窓口負担」と答えた人は前回より14・3ポイント増の48.2%で最も増えた。03年度にサラリーマンの医療機関での窓口負担割合が2割から3割になったことが影響しているとみられる。
医療機関への要望では「待ち時間を短くしてほしい」が70.2%で1位。医療に関する今後の希望で最多は「医療従事者の確保・育成」(71.5%)だった。
調査対象は2000人で、回収率は63.2%。
毎日新聞 2007年11月20日 18時42分