和歌山

　◇御坊市、国保日高総合病院・森脇宏院長（６５）

　１９４９年開設。御坊市の中心部にあり、同市内や近隣町から毎日、６００～７００人の外来患者が訪れる。日高地域の中核病院の役割を担う。

　一般病棟と精神病棟が併設されているのが、大きな特徴。精神病棟の入院患者が他の病気にかかった時、すぐに一般病棟で治療を受けることができる体制を整えている。

　「両病棟が併設されている病院は少ない。精神神経科からの患者を受け入れてくれる一般病院も少ない。うちは併設していることで、医師同士が情報交換を行い患者の症状や状態を把握し、素早く適切な治療ができる」と言う。

　また、産婦人科、小児科の充実にも努める。「最近、妊婦の受け入れ拒否が大きな問題になっています。ここは２４時間、医師が交代で対応しています。小児科と連携して対応するので、出産後も安心してもらえると思います」

　海南市出身。８３年に脳神経外科医として赴任。８７年に副院長、９３年から院長を務める。大学では野球部で外野手、４番打者として活躍した。趣味はゴルフだが今は封印し、医療技術や患者の受け入れ体制などの向上を目指し、指揮を執る。【山中尚登】

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【住所】御坊市薗１１６の２

【電話】０７３８・２２・１１１１

【診療科】内科、外科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、放射線科、精神神経科、整形外科、脳神経外科

【休診】日曜、祝日、年末年始（１２月２９日～１月３日）