天真爛漫で奔放なお嬢様キャラが人気のタレント、あびる優(21)=写真。最近はホラー映画に主演するなど幅広い活躍を見せる。外見だけでなく中身もしっかり大人へ成長しているようだ。
「優、こう見えてもニュースフェチなんですよ」と屈託なく笑う。夕方に時間があると、ニュース番組はマメにチェックするといい、最近まで時事問題を斬るコラムを雑誌で連載していた。
反則問題で世間を騒がせたプロボクシングの亀田兄弟は同世代だが、「親元を絶対離れるべき! 親と同居しているなんて、異性からみても魅力ないし。優もそうだけど、離れてみて親の偉大さにも気づくから」と語る。
15−16歳ごろからの親友の女優、沢尻エリカ(21)も舞台あいさつでの不機嫌な態度が非難を浴びたが、ネット上の心ない中傷には異を唱える。
「エリカが普段ああいうコではないことは知っているし、原因はエリカにしかわからない。あの態度がよかったか、悪かったかは別にして、見えないところで悪口を書くのなら、外に出て太陽でも浴びたら、と言いたくなる」
本人も2年前、テレビ番組に出演した際に、未成年だったころの“集団窃盗”発言が原因で、芸能活動を自粛した苦い経験がある。その間に仕事に対する意識が大きく変わったようだ。
「以前なら“できない”“はずかしい”という理由で、ためらっていた仕事の話も、“やってみなきゃわからない”と思うようになりました」
実際、バラエティーでスッピン顔を披露したり、「それまでは運動したいと思わなかった」というのに100キロマラソンに挑戦・完走したりと、体を張ってガッツを見せつけた。
公開中の主演ホラー映画「富江Vs富江」(久保朝洋監督)では、男たちをトリコにする魔性の女・富江、物語のカギを握る清楚な美少女・尚子の1人2役に挑戦。特殊メークで血まみれになるなど、こちらも体当たりだ。
「10日間ぐらいの撮影で、“やっと慣れたかな”と思ったところで終わった」と振り返るが、女優として脱皮した。
気の強いイメージがあるが、実は怖がり屋。「友達とお化け屋敷に入ったら、貧血を起こして。お化けをやっていた人に助けてもらっちゃいました」と明かす。
かといって、男の子に甘えられるタイプではない。「お酒を飲んで、男のコに“私、酔っちゃった”っていうコを見ると、スゲー! って思う。私は酔って寝ている男のコに、ちょっと起きてよ! っていうタイプ」
雑誌の連載コラムでは今年の目標として、「結婚する」と宣言していたが…。「今年にこだわらず、16歳のころから結婚願望はあります。育児の体力を考えると、26歳ぐらいで結婚して、30代に入るぐらいで出産して…っていうのが理想かな」 見かけによらず、将来設計は、しっかりしている。
【あびる・ゆう】 1986年7月4日、東京生まれ。2001年にテレビ東京系「おはスタ」のOHAガールとして芸能界デビュー。バラエティー、グラビアなどで活躍。「富江Vs富江」は東京・渋谷シネ・ラ・セットで、午後9時半からレイトショー公開中。ムック本『月刊あびる優』(新潮社)を発売。
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ZAKZAK 2007/11/20