患者の搬送遅れ 今後受け入れ拒まず
2007年11月20日 12:04
福島市で、交通事故に遭った女性を受け入れる病院がなかなか決まらず、その後、女性が死亡した問題です。
市内の救急病院などは、今後、治療を最優先し、受け入れを拒否しないことを確認しました。
今月11日に、福島市の県道で79歳の女性が車にはねられた事故では、4つの救急病院が女性の受け入れを断り、搬送する先が1時間あまり決まらず、女性は、事故から6時間後に亡くなりました。
この問題で、市内の救急病院や関係機関などで作る協議会は、昨夜、臨時の会議を開きました。
そして、受け入れを断った病院は、当時、集中治療室が満床だったなどの事情があったとはいえ、まず、医師が患者を診なかったことが最大の問題点と結論付けました。
この上で、今後は、救急隊員が搬送先に選んだ病院は、集中治療室が満床でも必ず患者を受け入れ、治療に当たることを確認しました。
監禁致死事件 起訴事実認める
2007年11月20日 12:03
ことしの7月に、いわき市勿来町の空き地で男性の遺体が見つかった事件の初公判が開かれ、3人の被告は起訴事実を認めました。
逮捕監禁致死などの罪に問われているのは、住所不定の暴力団関係者、西橋憲一被告ら3人です。
起訴状によりますと、3人は去年の8月に、いわき市出身の根本幹夫さんに暴行を加え車のトランクに押し込んで死亡させ、遺体をいわき市勿来町の空き地に埋めて遺棄したとされています。
きょうの初公判で、3人はいずれも起訴事実を認めました。
検察側は冒頭陳述で、主犯格と見られる別の暴力団関係者、下山田博信被告が根本さんとの間に金銭トラブルを抱えていて、3人は、下山田被告の指示で犯行に及んだと経緯を明らかにしました。