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こんにちわ。柳本です。
柳本「こんにちわー!」 ニィニィ『ウゴォォォォォォゥゥゥゥウゥゥルルル・・・・』 柳本「・・・(本当に怖いじゃない!)」 まれに夜中、外からネコの喧嘩の声が聞こえてくることがありますが、そんな声が目の前で奏でられております・・・。僕の姿を見るなり体を前傾姿勢にして、毛を逆立ててうなり始めます。うかつに近寄っただけでパンチが飛んできそうです。 『ずっと家の中で過ごしてて、外へは出さないので、お客さんが来ると誰にでもこういう態度なんです。』 とご主人。インターネットの里親募集で八十田家に来ることになったニィニィ君は、これまでに何度も人に慣れさせようと、挑戦してきましたが一向に進展がないとか。 『臆病者なんですよねぇ。自分の部屋に見慣れないものがあると、何にでもこういう反応なんで気にしないでください。』 そんなニィニィ君が唯一苦手なのはパソコン机の下。なんでも以前、御主人が仕事にいっている間にそこへ潜り込み、電源コードに絡まって出る事が出来なくなったとか。夜遅くに帰ってきた御主人にようやく救出されて以来、一切立ち寄らなくなったそうです。 お話を伺っている間も、距離をとってずっと唸っています。距離が少しあったのでまだ僕もなんとか平静を保てましたが、いつまでも遠巻きで見ているだけではいけません。意を決してもう少し近い距離でご挨拶を・・・ということで、カメラをもって恐る恐るニィニィ君のもとへ・・・ 『ヴァァァアァァァアアァァ』 僕の持っているカメラを見て、ズリズリっと後ずさりをしながら威嚇するような声を出しています。まさにいつ襲い来てもおかしくない緊迫した雰囲気。シャッターの音が聞きなれないのか、相当嫌がっています。 柳本「ちょっと撫でてみていいですか?」 八十田『バンソウコウ用意してるので大丈夫ですよう(笑)』 僕が思いきって手を伸ばし、体を撫でようとしますと、 『ンガ!ンガ!』 がっつんがっつんパンチを応酬! 『ウゥゥゥゥゥゥゥ』 「うぅぅぅぅぅ・・・」 案の定手には沢山のひっかき傷。そして一部出血。 しかし、今度また会うときにはもう少しまともなコミュニケーションを取れるようにしてきます!
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