| RSS |
滋養に富むズイキ出荷/福岡・筑前町の武部さん【九州・沖縄】
掲載日:07-07-13
【福岡・筑前あさくら】JA筑前あさくらでズイキの出荷が始まり、筑前町にある武部茂さん(41)のハウスでも、連日収穫作業が続いている。
ズイキはサトイモ類の葉柄。サトイモとは別の種類の芋を栽培し、茎の部分を食用にする。鉄分、カルシウム、食物繊維などが豊富に含まれており、乾燥したものは保存性に優れているため、古くから栄養食として重宝されていたという。
今年度産の生育は、春先の冷え込みなどの影響で昨年より1週間ほど遅れていたものの、現在では順調に回復。色付きも良好で、昨年より一回り大きく仕上がっている。
「ズイキは低カロリーで栄養価も高い。さっぱりとした初夏のさわやかな味を楽しんでもらえれば」と武部さん。主に県内市場に向けて、8月中旬まで続く。JAでは合計5トンの販売を見込んでいる。