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年 月 日

山 名

標 高

2.5万図

天 気

当日福井市の
最高気温と最低気温
〔 〕は平年値+-

同行者

2006 6月7日

芦生の森
生杉〜地蔵峠〜長治谷作業所跡〜
中山〜八宙山〜傘峠〜ブナノ木峠
欅坂〜下谷〜中山〜長治谷〜枕谷〜
三国峠〜生杉

八宙山 874m
(はっちゅうさん)
傘峠 935m
(からかさとうげ)
ブナノ木峠939.1m

古屋
久多


曇のち
快晴

23.1℃  14.8℃
(-2.2  -1.8)


単独

福井自宅出発525===熊川経由===滋賀県朽木村生杉登山口(標高560m)735〜750---地蔵峠815---長治谷作業所跡835---
中山850---保存木・芦生杉935〜940---八宙山955---傘峠1025〜1040---分岐1140---ブナノ木峠1150〜1210---分岐1220--
--欅坂1235---栃の木平・保存木・トチノキ(昼食)1255〜1350---中山1425---中山樹木園---長治谷作業所跡1445---枕谷1450
---三国峠1535〜1550---生杉1620
                                      ◆周回 休憩時間含む ■出会った登山者 5人

登山口から芦生の森へ、三国峠から入るか地蔵峠から入るか何時も迷うのです。空は曇り、展望は今一だろうから、帰りに登って帰ろう〜そんな頃晴れているだろう。
先客の車2台。もう出ているのだろう〜ひっそりして肌寒い。快調に林道を登る、何時もより早く25分で地蔵峠。
ゲートに何となんと「ここからの入林を禁止します」ガ〜〜ン!25分歩かせやがって!登山口には一切入林禁止の掲示が無い。
それは無いでしょう!!京大芦生研究林殿。ホームページにも掲示ないぞ!

今さら戻って三国峠から上がるなんて考えられません。いざ突破だ。
地蔵峠から入ると何時もの芦生の森、ブナ・ナラに清水の流れ森に入ってホッとします。

中山から下谷を渡り由良川本流を少し下ったところ立ち木に「傘峠へ」の小さな標し、気を張っていないと見失うだろう。
急な尾根を一気に登る。最近多くの登山者で踏み跡ではなく立派な登山道になっています。
芦生杉、ミズナラ、ブナ、ホオノキに実を付けたシャクナゲ、花は無くギンリョウソウが多数。
尾根道が緩やかになったころ、見事な芦生杉、保存木だ。曇空からようやく陽がさし、でっかい根元を照らしている。根元の空洞からして寿命はそう〜長くないであろう。しかし青々とした葉をいっぱい付けていた。数日降雨なく大気が乾燥しているのだろう尾根道に落ちている小枝を踏みつけるとパリパリと音をたてる。

尾根道の一角、八宙山も傘峠も三角点はない。展望もなく、木々の葉を落とした晩秋辺りは展望出来ることでしょう。下にはブナの芽生え何処の山も昨年の豊作で芽生えている。毎年豊作では生存競争で共倒れになって終うのでしょう。5年周期で実を付ける事が理解出来ます。

傘峠からブナノ木峠分岐への道は林道が交差して判り辛い。尾根をはずさなければ問題ない、林道の3〜4m上を行く道だ。
いよいよ今日の最高峰、ブナノ木峠にさしかかる。すると今日初めて登山者と出会う。5時より生杉〜上谷〜杉尾坂を回って来たという単独の青年。ぐるーっと一回りのようだ。

ブナノ木峠は芦生杉で覆われて名の如くブナが繁るところと想像していたがブナの木は少なく4〜5本だった。ここも木々で展望は僅か。丁度お昼。昼食だが水はリュックに無い。下谷で昼食にしよう。

欅坂から林道を下り、下谷の栃の木平から沢に下る。一昨年春の時はゴム長履いて遡上したが、もう雪解け水はなく好天続きで水量は少ない登山靴で行けそう。保存木・トチノキに圧倒されます。もう〜言葉にならない。活き活きと素晴らしいぃ〜。

もう〜とっくに1時を過ぎている。森の美しさ・巨木・沢の清流・野鳥の囀りなどで満腹したのか空腹感がない。
まだ先があると云うことで沢の水をコンロにかけ握り飯を頬ばり、瀬の音を聞きチョッと横になる。木漏れ日の暖かさ、沢を通る爽やかな風、なんと贅沢な時だろう。
上手から熟年夫妻の足音で目が醒める。下調べに来たのですと、地蔵峠に着いてピックリしました。先週は無かったですと云う。

カツラの保存木から林道に上がり中山樹木園を通って枕谷を詰める。倒木が多い今冬の大雪のせいだろう、沢にはメダカほどのアマゴが群をなしている。
急登を登り切ると三国峠。雲は綺麗に取り払われ青空が待っていた。蛇谷ヶ峰、釣瓶岳、武奈ヶ岳が望めて琵琶湖は霞んでいる。立ち木が邪魔して若狭の山々の展望は出来ない。生杉のブナの森を通って登山は終了。

のんびり、気楽に、気ままに、マイペースで単独行は良いものだ。単独行が多くなると人恋しくなる。
大勢の登山も愉快で面白いのだが・・・。深く考えるのは憂鬱、まぁ〜時の流れに身をまかそう〜。意志薄弱、優柔不断!ってのことか。


保存木 芦生杉

保存木 芦生杉

八宙山

傘峠

 ??

ブナノ木峠

下谷 保存木 トチノキ

下谷 保存木 トチノキ

陽を浴びるトチの葉

水たまりにトチの花

木道にトチの花

下谷 栃の木平

下谷 保存木 カツラ
樹高 37.5m 直径 3.2m

下谷 ティータイム

三国峠