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イラン大統領、下落する米ドルを「紙切れ」と

2007.11.19
Web posted at:  16:24  JST
- CNN/AP

サウジアラビア・リヤド──イランのアフマディネジャド大統領は18日、最近の米ドル安を受けて石油輸出国機構(OPEC)加盟各国が、米ドル建て以外の外貨備蓄に関心を示していると語り、米ドルを「価値のない紙切れ」と批判した。

アフマディネジャド大統領は当地で開かれていたOPEC首脳会議の閉幕後、記者団に対して「(米国は)われわれの石油の対価として、無価値な紙切れを引き渡している」と語り、ドル安や各国への影響はブッシュ米政権に責任があると主張した。

ドル安が進行した場合、原油価格は上昇し、産油国のドル建て外貨備蓄の価値が下落する。アフマディネジャド大統領は、「OPEC加盟国の指導者らは全員、外貨備蓄を信頼性の高い外貨建てに切り替えることへの関心を示した。産油国が米ドルとは別に、原油取引の土台となる単独通貨を指定するべきだとの意見も出た」と語った。

南米の反米左派指導者の筆頭格であるベネズエラのチャベス大統領も「ドルの帝国は終えんに向かうべきだ」と発言し、ユーロ建ての取引の方が良いとの認識を表明した。イランとベネズエラは首脳会議で、OPEC産原油を通貨バスケット建てにする案を提示。しかし米国に対抗する政治的意図があると判断され、米国と関係の深いサウジアラビアなどの支持を得られずに終わった。




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