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守屋氏収賄疑惑:側近の前課長を聴取 CXエンジン納入で

 防衛省の守屋武昌前事務次官(63)の収賄疑惑で、東京地検特捜部が、守屋氏の側近だった河村延樹前防衛政策課長(47)=19日付で大臣官房付=から参考人として事情聴取したことが分かった。次期輸送機(CX)エンジンの業者選定や発注方法などについて説明を求めたとみられ、特捜部は「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者(69)に対する守屋氏の便宜供与の解明を進めている。

 前課長は94~96年、防衛政策課長だった守屋氏の直属の部下に。航空機の量産計画にかかわる防衛計画課長などの要職を経て、今年9月から同省の筆頭課長に当たる防衛政策課長に就いた。しかし、守屋氏から投資資金4500万円を預かって損失を補てんしたとされる問題で更迭された。

 関係者によると、特捜部は先週、前課長を参考人聴取。CXエンジン納入の経緯や、海上自衛隊装備品の水増し請求疑惑などについて説明を求めたほか、守屋氏との金銭のやり取りについても聴いたとみられる。

 CXエンジンを巡っては、山田洋行が代理店となっている米ゼネラル・エレクトリック(GE)を納入業者に選定した03年の「装備審査会議」で守屋氏が議長を務めていたことが判明。今年6~7月、GEとの直接契約を検討する意見が省内で強まると、守屋氏が強く反対したことも明らかになっており、守屋氏が宮崎元専務に便宜を図った疑いが出ている。

毎日新聞 2007年11月19日 2時30分

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