真冬並みの寒気が入り込んだ19日は室蘭地方も急激に冷え込み、室蘭地方気象台によると、室蘭の最低気温は氷点下5.1度を記録。1月下旬並みの厳しい寒さとなった。18日夜から19日朝にかけては各地で吹雪模様となり、マチは一気に雪化粧した。
同気象台によると、19日朝の各地の最低気温は、伊達大滝が同9.7度、登別同7.7度、伊達同7.0度、白老と苫小牧が同6.3度など。いずれも今季一番の冷え込み。同日午前9時までの24時間降雪量は、伊達大滝と豊浦大岸でそれぞれ15センチ、登別で5センチ。
日本気象協会道支社によると、室蘭で11月中旬までに氷点下5度を下回ったのは、1967年11月10日の同5.0度以降初めてという。
同日朝の室蘭市内は吹雪に見舞われ、冬将軍の来襲に市民も戸惑い気味。出勤途中の会社員らは、コートの襟を立てて足早。商店街などでは、開店前に雪かきに追われる光景も見られた。
室蘭地方気象台によると、あす20日は寒さは緩むが、21日夜から再び冷え込むという。
◇ 室蘭署管内事故相次ぐ
吹雪で凍結路面となった19日の室蘭、登別市内の幹線道路では交通事故が相次いだ。室蘭署によると午前10時半までに人身事故2件、物損事故が7件発生している。
このうち、午前9時ごろ室蘭市輪西町の室蘭新道で、中央町方向に走っていた会社員男性の乗用車がスリップ、ガードレールに衝突した。男性にけがはなかった。
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