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アジア競技大会 2006 Yahoo!スポーツ

コラム・会見

“オグシオ”独占インタビュー(1/3)
「意識がすごく変わってきました」

2006年12月13日
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バドミントン界の美女ペアと巷を騒がさせている小椋久美子(左)と潮田玲子(右)。アスリートとしての可能性に迫る
バドミントン界の美女ペアと巷を騒がさせている小椋久美子(左)と潮田玲子(右)。アスリートとしての可能性に迫る【 スポーツナビ 】
 ――女子バドミントンの美女ペア、“オグシオ”こと小椋久美子、潮田玲子(三洋電機)の二人は、ドーハ・アジア大会のバドミントン、女子団体で銀メダル、ペアを組んだ女子ダブルスで銅メダルを獲得。強豪ひしめくアジア勢の中で、シーズン終盤の疲れをものともせずに結果を残し、来年以降の可能性を感じさせる戦いを見せた。そんな二人に、今大会の戦い方について、また、北京五輪前年となる2007年の戦い方について、アスリート“オグシオ”の可能性に迫った。(取材日:12月10日)――

アジア大会に参加できる名誉


――団体、ダブルスとそれぞれ銀、銅のメダル獲得おめでとうございます。まず最初に、アジア大会までの調整について振り返っていただけますか

小椋 正直、大会前も試合が続いていたのでアジア大会に向けた準備はほとんどできませんでした。本音をいうと疲れもありましたが、それ以上にこの大会に出られる喜びを感じていたので、とにかく疲れが残っていても今の状態で自分の持っているものを全部出そうと思っていました。

潮田 アジア大会のための調整というのはできませんでしたが、この大会に出られるということは名誉なことなので力を出し切ろうと思っていました。


――大会前、アジア大会ならではの雰囲気を感じることは

小椋 本当に疲れきっていたので、選手村に入ってもドタバタしていて、あまりアジア大会という感じではなかったんですね。考えることは「いかにこの疲れをとろうか」ということばかり。試合の前の日に「アジア大会だ」と思った感じですね。

潮田 選手村に入って、ほかの競技の人と一緒になったりというのもありましたし、団体戦の前の夜に、監督が「みんな疲れていると思うけどしっかり戦おう」と話をしてくれて、頑張らなきゃなと思いました。


――選手村で、ほかの競技の選手と交流することは

小椋 私が仲良くなったのはビーチ(バレー)の選手ですね。バドミントンにはマッサージの人がついていないんですけど、たまたまメディカルのトレーナーさんのところにいったときにそういう人たちと知り合いました。

潮田 私は、同じ部屋に自分の出身高校(九州国際大学付属高校)の先輩がたまたまいたんです。今回トライアスロンで銅メダルを取った関根明子さんなんですが、学校のローカルな話題で盛り上がったりとか(笑)。関根さんは結婚されてからも競技を続けてらっしゃるので「ベテランはベテランなりの戦い方があるんだよ」と、いろいろアドバイスをいただいたりして勉強になりましたね。


みんなで勝ち取った銀メダル


団体戦決勝で中国には敗れたものの、全力を出し切り満足感を得た銀メダル
団体戦決勝で中国には敗れたものの、全力を出し切り満足感を得た銀メダル【 Photo:北村大樹/アフロスポーツ 】
――日本女子団体は、グループリーグで韓国、台湾と同じ組に入った。初戦の韓国戦を3−2で制した日本は、続く台湾戦も4−1と勝利。2戦2勝で決勝トーナメントに進み、準決勝ではシンガポールを3−0で破り、86年ソウル大会の銀メダル以来、5大会ぶりの決勝進出を果たした。そして、決勝では世界トップランカーを多数抱え3連覇を狙う中国と対戦。0−3と1ゲームも取れずに実力の差を見せつけられたが、全員で勝ち取った銀メダルにチームの士気は上がった。――


――団体戦予選の戦い方を振り返ると

小椋 私のときは1−2でまわってきて、もう後がない状態だったのですが、思っていたよりプレッシャーを感じずにプレーができましたね。いつもの自分の動きができなかった部分もありましたが、(日本の)みんながすごく応援してくれるし、監督も「精神力、精神力」って声をかけてくれて、気持ちだけで戦った感じでした。

潮田 複雑ですね。パートナーも違うし(※)、悪い言い方をすると“捨てダブルス”のような感じだったんですが、自分がやらなくてはいけないことに集中して、思い切ってプレーしようと思いました。

※対韓国戦は、潮田は前田美順と小椋は末綱聡子とペアを組んだ。


――別のブロックの王者・中国の動きは気になりましたか

潮田 まぁ、順当に勝ち上がってきたなぁ、という感じでしたね。


――団体戦の決勝、中国戦について聞かせてください

小椋 とにかく、強い相手だというのがわかっていたので、自分の次にまわせるように、試合に出た人は、それだけを考えながら必死に戦っていたと思うんですね。結局、0−3(0−2、0−2、0−3)と1ゲームも取れずに負けましたが、全員が力を出し切って負けたという試合内容だったと思います。(中国とは)実力の差はあるけど、力を出し切った銀メダルだったので、みんな満足していたと思います。

潮田 団体戦の目標が「メダルを取る」ということでしたから、そういう意味ではみんなで勝ち取った銀メダルという感じでしたね。

<続く>

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