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中国の国土面積、5分の1近くが砂漠化へ

2007年11月19日 00時00分

寧夏回族自治区銀川市でこのほど開催された、砂漠化防止・整備対策に向けた全国防沙治沙現場会によると、現在、中国の国土面積の5分の1近くが砂漠化しており、4億人近い住民の暮らしに脅威を及ぼしているという。

国土の砂漠化は、中国が直面している環境問題のひとつで、国家林業局による第2回砂漠化土地監視測定の結果によると、全国における砂漠化の土地総面積は174万3000平方キロメートルに達し、全国30の省(区・市)の841県(旗)に及ぶという。現在、全国にある1000万ムー(約66万6700ヘクタール)の耕地および3525万ムー(約235万117ヘクタール)の草地、9585万ムー(約639万319ヘクタール)の林地が流動砂漠となっている。

国家林業局の賈治邦局長は、「砂漠化防止・整備対策を強化しなければ、砂漠化の拡大はよりいっそう深刻化する。砂漠化地域の経済や社会の発展が根本から失われるばかりか、そこに暮らす住民が深刻な危険性に晒され、さらには国全体の経済や社会の持続可能な発展が制約されてしまいかねない。今後、砂漠化防止・整備対策を着実に実行し、『沙逼人退(砂漠化による人の後退)』から『人逼沙退(人による砂漠化の後退)』へ、早急に転換を図ることが重要だ」と述べた。(日中経済通信11月14日)

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