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精神疾患患者の擁護団体、「ManHunt 2」の内容を批判

発売前から物議を醸している「ManHunt 2」が、発売後その内容についてさらに多方面から批判を浴びている。
2007年11月03日 08時47分 更新

 精神疾患を持つ人々の擁護団体National Alliance on Mental Illness(NAMI)は11月1日、暴力的な内容を含むとして問題になっているビデオゲーム「Manhunt 2」が、精神疾患患者を偏見をもって描いているとして、ゲームを開発したTake-Two Interactive Software傘下のRockstar Gamesに対し、内容の修正もしくは販売中止を要求した。

 Manhunt 2は、Wii、PlayStation 2、PSP版が10月31日に北米で発売された。NAMIによると、同ゲーム中の登場人物が精神疾患患者で、触法精神障害者(精神障害を理由に不起訴や減刑、または無罪となった人)用の収容施設から脱走するという設定になっているという。その人物は脱走の途中、ありとあらゆる残酷な手段で警備員らを殺害していく。NAMIは、精神疾患を持つ人々が暴力的だという誤解を世間に広めるとして、ゲームの内容を強く批判している。

 同ゲームは当初米国で、娯楽ソフトウェアのレーティングを行うゲーム業界の非営利団体ESRBから、18歳以上のみを対象とする「Adults Only」と格付けされた。しかしRockstarは一部の残酷なシーンを削除するなどマイナーな変更を加え、8月に17歳以上を対象とする「Mature」への格付け変更を獲得した。

 AP通信などの報道によると、Rockstarが格付け変更のために隠したPSP版の残酷な場面の「ロック」が、ハッカーによって外されたことが明らかになったという。

[ITmedia]

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