若宮健リポート

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若宮健が社会のリポートをおくります。


パチンコの問題に関しては民主党も信用できない

 パチンコの問題に関しては、民主党も信用できない。実は、友人から民主党の山田議員が衆議院内閣委員会で酷い質問をした動画があるから見てみろ、と言われて去る6月15日の民主党山田正彦議員の質問を動画で見た。

 いきなり「パチスロ機を5号機に替えさせられたので、パチンコ屋の倒産が増えているが、どうしてくれる」ときた。昨年は全国で491店舗も倒産して、業界は苦しんでいると言った。ナンダこれは、業界から頼まれたのか、と正直怒りが込み上げた。

 ギャンブル性の高い機種を、ギャンブル性の低い機種に替えたのが悪いとは…。パチンコ屋が減れば、まともな社会に戻ることではないのかーこの男はなんなんだーこんな議員が民主党にもいたのか、とビックリした。

 誰が見ても、業界から頼まれて質問している、としか思えない内容であった。依存症で苦しんでいる人のことは、ほんの一言チラッと出ただけで、犠牲者の話しはそつちのけ。終始業界の代弁に見えた。

 あの質問を見てから、パチンコの問題に関しては、この国は野党も信用できないと確信した。

 最後には、三店方式があるから、業界は上場も出来ないで困っている、ときた。あの質問を聞いた人は全員こう思うだろう「業界からいくら銭を貰ったんだろう」と。

 パチンコ屋を上場してどうするんだ。社会のためになるなら上場しても良いが、何一つ社会のためになっていないパチンコの会社を、上場したいとは…。

 事程左様に、野党まで信用できないのがパチンコ問題なのだ。つくづく酷い国になったものだ、と虚しくなる。興味のある方は是非、山田議員の質問を見て欲しい。パチンコの犠牲者の話は一言しか出てこない。

民主党は議員団を結成して、パチンコを禁止して、全国15000店(日本とほぼ同数)をすべて撤去した韓国を視察に行って欲しい。韓国はパチンコを禁止したら個人消費が伸びていることなどを見てきて欲しい。

 韓国では、通訳を通じての取材だったが、パチンコファンも今では禁止になって良かったという意見が殆どであった。それにしても、野党までが業界に取り込まれているとはーこの国は酷い国である。

2007/11/18


『綾戸智絵10周年コンサート』を聞いて

 10月12日大宮ソニツクシテイで綾戸智絵のコンサートを聞いた。5年ぐらい前に横浜で聞いてから2回目である。横浜で聞いた時から、益々歌もうまくなっていたのには驚いた。

 チケット7500円は少し高いかなと思って入ったら、なんとバンドが原信夫と♯&♭で、原さんのバツクなら1万円でも高くないと納得した。

 原信夫と♯&♭を聞くのも5年ぶりで、久しぶりでワクワクさせられた。原さんは80歳になられるのに相変わらず若くてスマートなのが素晴らしい。

 2時間近い演奏を、相変わらず立ったままで演奏し、体力の衰えも見せない。すごい男である。原さんのバンドの演奏には、常に原さんの真心がこもっている。

 そして、綾戸智絵だが、何よりも歌が上手いのと、気取らないのが人気の原因ではないかと思う。ジャズ歌手はどうしても気取りたがる。彼女にはそれがない。

 50歳とは思えない向上心が、彼女の活動を支えているような気がする。今回のコンサートは素晴らしかった。原さんに会えて、サックスの練習を再開する気になっただけでも良かった。

 原さんのステージは、僕にとっては今回で9回目であった。原信夫と♯&♭ガンバレ。綾戸智絵10周年おめでとう。

2007/10/15


韓国はパチンコを法律で禁止

 6月末に韓国のパチンコを取材したくて韓国へ飛んだ。驚いたことに、昨年暮に韓国ではパチンコが法律で禁止されていた。パチンコ屋はすべて撤去されていて看板も残っていなかった。日本のマスコミは韓国のパチンコ禁止を何故か報道していない。不思議である。

 韓国でもパチンコの被害は大きかったと言う。それにしても、政府の判断でパチンコを禁止したのは素晴らしい決断である。日本とは大違いで、日本ではパチンコの被害が益々増えているのに放置されている。

 韓国でも、パチンコ絡みの事件が絶えることがなかったと言う。判決が下りた事件を少し紹介してみる。熱くなり易い国民性を持っているので、パチンコの弊害は大きかった。

 忠州市に住むチャン容疑者は今年(〇6年)3月4日、同ゲームで1日150万ウオン(日本円15万円)を失ったことに腹を立て、ガソリンを持ってきてゲーム場に火をつけた。チャン容疑者には懲役3年6ヶ月の実刑が宣告された。

 果物の露天商を営んでいたチョン容疑者(47)は同ゲームで96万ウオン勝った後、一瞬でそのすべてを失った。腹が立ったチョン容疑者は兇器と工業用のアンモニア水でゲーム場の従業員を脅し「300万ウオン出せ。これをまけば全員死ぬ」と脅迫した。ゲーム場の主人の通報により捕まったチョン容疑者は懲役2年に執行猶予3年が宣告されたる

 日雇い労働をしていたカン容疑者は同ゲームで大損をした。そして従業員に「社長と話しがしたい」と言ったが、これを拒否されると、消火器でゲーム2台のモノター(時価300万ウオン相当)を叩き壊し、従業員に暴力を振るった。カン容疑者は罰金200万ウオンの支払いが命じられた。

 韓国でも、コンビニよりも多い1万5000軒のパチンコ屋があった。そして、夜通し営業していた。日本円にして3兆6500億円にまで規模が大きくなった。韓国の3兆円は日本の30兆円と変わらないので、規模でも日本と同じ程度に膨らんでいたから、被害も大きくなったようだ。

 被害が増大するにつれて、大統領の甥がギャンブル利権で追及されたり、マスコミも盛んにパチンコの被害を取り上げた。まだ日本と比べれば、韓国政府もマスコミも良識を持っていた。パチンコが法律で禁止されたことは素晴らしい決断であった。

 パチンコを禁止したら、消費が伸びているという。それは、間違いないだろう。日本もパチンコを禁止すると消費利低迷から脱出できるのに、政府も、経団連も分かっていながら何故かパチンコに触れたがらない。

 消費の低迷は特に自動車に影響が大きい。車の販売は30年前の水準まで落ち込んでいる。パチンコで浪費される30兆円は、特に車のような高額商品に影響が大きい。年間30兆円がパチンコで消えている。車が平均一台150万円とした場合、2000万台分がパチンコに浪費されている。車が売れないのも無理はない。

 若者の多くは、スロットやパチンコで負けつづけて、車を買うお金がなくなっているのである。学費をつぎ込んだり、給料を丸々つぎ込んだり、スロット依存症が原因で大阪と横浜で母親殺しが2件も発生している。

 某テレビ局では、以前「パチンコ依存症」を取り上げて2回も放映した。その後、パチンコ台のメーカーからCMの依頼がきたら、嬉々として応じ、今では夜となく昼となくパチンコ台のCMを垂れ流している。日本のテレビ局は“マツチポンプ”もやるのか、と言いたい。

 国を壊しているパチンコ台のCMを垂れ流す日本のテレビ局。キャンペーンを張り、ついにはパチンコ禁止まで政府を追い込んだ韓国のマスコミ。そして、キッパリとパチンコを禁止した韓国政府。

 どちらの政府が良識を持っているか、どちらのマスコミが良識を備えているかー言うまでないことである。それにしても、この国は酷い国である。

2007/07/17


新進気鋭のナレーター紹介

 谷ユカリさんは声優の卵の経験を持ち、ラジオ日経のナレーター・カレッジの30期終了しております。声優を目指した経験をナレーターに生かし、素晴らしいナレーションを聞かせてくれます。

 声は、必ず人間の性格が現れるものです。声を聞けば人間性が分かるといわれるほどです。谷さんは、素晴らしい人間性の持ち主で、人間性の良さがナレーションにも表れております。

 ラジオ、テレビ、企業のプロモーションビデオなど、ご要望があればどこへでも駆けつける、と張り切っております。

 ナレーターの依頼ご希望の方は、僕のHPからメールを下されば、谷さんへ転送いたします。谷ユカリさんは、実力、人間性、共に折紙つきの方です。谷さんのメールアドレスtaniyukari@rosenet.jpです。どうぞ直接もご依頼ください。

2007/01/02


テレビの優良番組紹介

 テレビ東京で毎週木曜日26:00から放映する『マヨカラ』という優良番組がある。東京都の提供で、15分の番組ながら、山椒は小粒でもピリリと辛いを実践している。

 実は、ゲストに呼んで頂いて出演したが、プロデューサーはじめ、スタッフの熱心で真摯な番組作りに直接接してみて、少なからず感銘を受けた。

 テレビ東京は、他局と比べたら好感を持てる番組が多いが、『マヨカラ』は、若者だけではなく、大人も是非見ていただきたい番組である。

 何故ならば、若者達が本音のトークを繰り広げるので、若者達の考えも参考になる。今回は、意外と真面目な若者が多いと実感させられただけでも、正直プラスになった。

 司会のハリガネロツクは、近い将来必ず一流になれる芸人であることは間違いない。『鉄腕ダッシュ』とか『マヨカラ』が日本の若者社会を良い方向へ変えてくれる。

 教育問題は、社会が良くなると教育も良くなるのであって、日本の社会を良くする努力を続けることのほうが先だと思う。特に若者社会を良い方向へ導く姿勢が必要と確信する。価値ある優良番組を是非見ていただきたい。

深夜2時まで起きているのが大変な方は、是非録画してください。

2006/12/14


呼び出し「三郎」

 4月のある日、大相撲の「呼び出し三郎」さんと会う機会があった。引退してから10年になるが、矍鑠として姿勢もよく相変わらずお元気で、表情に余裕があった。

 最近は相撲甚句を教えたり、講演活動をしているとの事。相撲甚句は後世に残していきたいと意欲を持っておられた。確かに相撲甚句は、情緒があり、哀愁があり、是非後世に残していただきたいと思う。

 現役の頃の話もしてくれた。辞めたいと思った事もあったと話してくれたが、しかし、自分にはこれしかないとの思いが続けられた原因であった。「この道より我を生かす道はなしこの道を行く」最近はこれを実行する若者達がすくなくなった。

 三郎さんいわく、最近の若者は、辛抱が足りないと言う。「我慢は切れるが辛抱は切れない」といい言葉を教えてもらった。人間は辛抱が大事である。我慢よりも辛抱。

 今までて、一番気に入った力士を聞いて見たが、「力士は皆好きでした。力士は気がやさしくて力持ちがピッタリです」と特定の名前は上げませんでした。さすがです。

 味のある風貌、味のあるお人柄、最近この国では、若者ばかりもてはやしたがるが、人間の年輪も貴重なものである。小沢一郎が信頼を受けるのも、年輪である。

 貴重な年輪を重ねた人に、もつとスポットを当て、豊富な体験を語ってもらい、教訓にするべきである。

2006/04/27


日本一の理容店過密地帯

 さいたま市岩槻区の東岩槻地区。東岩槻の駅から半径3km以内に理容店が20軒もひしめいている。元々岩槻市だったが、昨年の4月から合併してさいたま市となった。

 岩槻市の頃で人口が10万人足らずの市であつたから、理容店がひしめいている東岩槻地区も、そんなに人口が多い訳ではない。

 半径3km以内にどうして20軒も理容店がひしめいているのか不思議である。ここ一年ぐらいで4軒も増えた。他の商売のように、相乗効果で客が増えるという商売ではない。なんとも不可解な現象である。

 横浜のような、人口3百万都市でも、半径3km以内に20軒も理容店がある街はない。新規の店は若者の店主が多い。禄に修行も積まないうちに、銭が欲しくなって開店しているのではないのか…。ここにも、拝金主義が現れている。一軒は撤退しても〇6年2月現在半径3km以内に20軒である。


2006/02/23


ホッとするお話

 たまには、ホッとするお話を書かせてもらう。最近日本には、ホツトする話が少ない。特に小泉政権になってからは世の中が殺伐となる一方である。家庭で、子供が親に似てくるように、国民も、政権のトツプに似てくるものだ。

 横浜の南区に中村橋商店街という古い商店街がある。その商店街の入り口に、「能勢時計店」という古い時計屋さんがある。正しく、時計屋さんと言う呼び方が似合うお店であった。

 魚屋さん、八百屋さん、時計屋さん、屋をつけて呼んでいた頃は古きよき時代で、日本人も、お互い助けあって生きていた時代であった。それが今では、日本中いたるところでシャッターの閉まる商店が多くなってしまった。はっきり言えば自民党政治の弊害である。

 少し前に、前述の「能勢時計店」で時計の鎖を詰めてもらったときのことである。勿論初めてはいつた入った店で、店主は80近いと思われるそんなに愛想がよいわけでもない店主であつた。私の時計は、外国製の時計なので、鎖を詰めるにも大変苦労されて時間をかけて丁寧に仕事をして鎖を詰めてくださった。

 料金をお聞きして驚いた。何と100円いただきます、と答えがかえってきた。100円ですか? と聞き返すと100円です、と又答えた。15分ぐらいかけて苦労して仕事をして100円とは私もびっくりした。

 1000円お支払いして、お釣りは結構ですと言っておいとました。鎖に合うような部品まで探して、詰めてくださって100円を請求したご主人。昭和の古きよき時代にはありえたが、現代では殆どありえないことである。

 古きよき時代にタイムスリップしたような思いがした。こんなホツトするような思いにさせてくださった「能勢時計店」のご主人に感謝する。

 “真心”これこそが商売の原点で、量販店で安い時計が売られるようになり、閉店に追い込まれる時計店が多くなったが、“真心”で商売を続けている時計店の店主に出会えて、心から嬉しかった。

 最近は、マニュアルと称してお客さんの応対も形式ばかりで真心がこもらない接客があたりまえになってしまった。多少愛想がよくなくても、真心がこもつていれば相手に伝わるものだと言うことを、最近は忘れている。

 真心で商売する。こんなお店こそが、今の時代においては貴重な存在で、長く続けていただきたいと願うばかりである。


2005/08/30


洋画家 的場和子先生の作品

 4月6日から鎌倉で「的場和子油彩展」が開かれました。的場先生の作品を紹介します。的場先生は、鎌倉にお住まいですが、古都鎌倉に溶け込んで、鎌倉がお似合いの画家です。

 的場先生の作品は、豊かな人間性と、若々しさが作品に表れております。心の若さを持ちつづけておられる先生の作品は、見る人に元気を与えてくださいます。

 僕も、油絵を描くのは好きですが、あまりの才能の無さに打ちひしがれまして、ここ数年は描いておりません。しかし、よい絵を鑑賞することは、人生において必要なことだと思っております。絵画や音楽は「心の食べもの」だと考えております。

 的場先生は、三井ジャーナル賞など、数多くの賞を受賞されておられ、元朱葉会の理事もなさっておられました。100号の油彩も何枚か拝見させていただきましたが、圧倒される仕上がりでした。ますますのご活躍をご期待いたします。


2005/04/26


横浜にあるアメリカ

 横浜の根岸台には米軍のベースがあります。先日、ゲートの正面に行き写真をとろうとしましたら、歩哨が「写真を撮ればダメだよ」、と今にも肩の銃をかまえて発砲しかねないような態度で、流暢な日本語で言ったのです。顔は日本人二世か三世のようでした。

 9.11から、ゲートの警備も厳しくなりました。そこで作戦を変えて、車を走らせながら、車の中から写真を撮ったのがこの写真です。車を走らせながら撮ったにしては、まあまあでした。拡大してみてください。

 ベースは、高台の見晴らしのいい場所にあります。住宅はシンプルで、飾り気が無い住宅が並んでいます。素晴らしい眺めで広々とした土地があり、早く横浜に返してもらうべきだと思います。

写真の右がアメリカ兵の住宅で、金網に囲まれています。

 

2005/03/20



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