首都圏放送センター

2007年11月18日 7時36分更新

産科・小児科医奨学制度PR


栃木県は、不足している産科や小児科の医師の確保に向け来年度、新たに導入する奨学金制度について広く知ってもらうため、今後、全国の大学へのPRを進めていく事になりました。

この奨学金制度は、不足している産科や小児科の医師を確保するため全国の大学の医学部の学生を対象に栃木県が来年度から始めるものです。
奨学金は、学生1人あたり入学金として100万円、授業料として年に300万円となっていて、奨学金を受けた年数の1点5倍の期間、栃木県が指定する病院に産科医や小児科医として勤務すれば、返済が免除されます。
栃木県は、5人程度を定員に今月から募集を始めましたが、これまでに問い合わせが数件あっただけだという事です。
このため栃木県は、奨学金の制度について説明するパンフレットを1200部作成し、医学部がある全国80あまりの大学に送るなどPRを進めることにしています。奨学金の申し込みは来年4月まで受け付けているということで、県では「この制度を利用してもらい、県内の産科や小児科の医師を増やしたい」と話しています。