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大阪厚生年金会館、来年9月営業停止

 大阪を代表するコンサートホールとして約40年間に渡って親しまれてきた大阪厚生年金会館(大阪市西区)が来年9月をもって営業停止となることが11日、分かった。

 全国の年金福祉施設の整理合理化計画に伴うもので、施設を所有する独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」が同会館に対し、来年10月以降の予約を受け付けないよう通知した。地元住民らはホール買い取りを求める署名約15万通を大阪市などに提出しているが、同会館は2010年9月までに一般競争入札で売却される見通しだという。買収主が今後も建物をホールとして存続するかどうかは未定。

 同会館は68年にオープン。2400人収容の大ホール、1100人収容の芸術ホール、ホテル、結婚式場などがあり、年間約100万人が利用していた。

 大阪市内では、2700人収容のフェスティバルホール(大阪市北区)もビルの建て替えにより来年秋から5年間一時閉鎖する予定で、同会館がなくなれば、市内の2000人規模の音楽ホールが一時的ながら一度に2カ所も姿を消すことになる。大阪市内にはほかに同規模の音楽ホールがなく、音楽業界は「このままでは大阪でコンサートを開催する場所がなくなる。これでいいのかだ」と、事態を深刻に受け止めている。

[2007年10月12日9時40分 紙面から]

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