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観察窓で産卵行動を見せるペア |
千歳サケのふるさと館の地下に設けられている水中観察窓の前で、千歳川を遡上(そじょう)してきたサケが産卵行動を見せている。
ふるさと館の観察窓からは秋に上流を目指すサケを見ることができるが、今年は遡上が振るわなかったことから冬場の産卵行動が楽しみにされていた。例年、観察窓前の産卵行動は11月末から見られるようになるが、今年は2週間ほど早い。
まだ数は少ないものの、雌が川床を掘る様子や、雄同士のけんか、雌へのアピールなど産卵までのさまざまな「儀式」を目の前で見ることができる。サケは自分が産み落とされた場所にピンポイントで戻る―とも言われており、ふるさと館は「タイミングが良ければ産卵の瞬間にも立ち会うことができる」と話す。