一橋大学大学院国際企業戦略研究科(東京・千代田、竹内弘高研究科長)は、経営戦略に優れた企業を表彰する2007年の「ポーター賞」の受賞企業として、良品計画とカイハラ(広島県福山市)、マルホ(大阪市)の3社を選んだ。12月6日に都内で授賞式を開く。
良品計画は良質な商品を手ごろな価格で提供する仕組みを備えていることが評価された。カイハラは「ブルーデニム」と呼ばれる高品質ジーンズの生産に専念。高いブランド力を生かし、競合製品より高い値段で販売している。マルホは皮膚科の外用剤の専業メーカーで、すき間市場に的を絞ることで研究開発の費用対効果を高めている。
ポーター賞の名称は、経営戦略論の権威である米ハーバード大学のマイケル・ポーター教授に由来している。今年で7回目で、昨年は中古車買い取りのガリバーインターナショナルや日本電産などが受賞した。(22:00)