県中北保健福祉事務所管内の中村外科病院(甲府市丸の内1、40床)が15日、入院が必要な患者を夜間や休日に受け入れる2次救急当番を外れた。同病院は今月上旬、医師を含めたスタッフ不足を理由に、12月から病床数を20以上削減して「病院」から「診療所」に切り替えると同時に、当番を外すよう同事務所に求めていた。同事務所は今後、残りの10病院で対応する。
同事務所管内の2次救急は、県立中央病院など4病院によるグループが4日に1度、中村外科など7病院のグループが月に2~7回当番にあたっており、1日2病院で対応してきた。
医療法では、病床数20以上を「病院」、20床未満を「診療所」と定めている。中村外科は現在の40床から20床未満に減らして診療所に切り替える。【吉見裕都】
毎日新聞 2007年11月17日