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中国、出生比率の不均衡拡大 男子:女子=119:100(11/17 08:38)【北京16日高山昌行】中国国家統計局の最新調査によると、中国の性別出生比率は女児一○○に対し、男児は一一九・五八に達し、男女のアンバランスがさらに拡大した。人口増加抑制のため一人っ子政策をとる中国では、労働力として男児を望む傾向が強く、性別判定による違法な中絶も横行している。 出生比率の正常値は女児一○○に対し、男児は一○三−一○七とされ、中国でも一九八二年には一○八・五だった。しかし、一人っ子政策の本格化に伴い年々、不均衡が拡大し、九五年に一一五を突破。最新データは、○五年の一一八・八八をさらに○・七ポイント上回り、とりわけ農村部では一二二・八五に達した。 中国紙などによると、社会保障制度の未整備な農村部では、男尊女卑の風潮に加え、労働力の確保や老後の世話を当て込んで男児の出産を期待する傾向が強い。 中国政府は胎児の性別判定や性別を理由にした中絶を禁止しているが、効果は上がっていないという。 二○二○年には、二十歳から四十五歳の男性が女性より三千万人も多くなると見込まれ、政府当局者は「結婚できない男性が増えると、社会の調和と安定に影響する」として、違法中絶などの取り締まりを強化する方針だ。 |
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