2007年 11月 16日
祖母と幼い姉妹2人が行方不明・事件か?
坂出市で、58歳の女性と孫娘2人が行方不明となっています。女性の住宅から大量の血痕が発見されたことから、警察では、3人が事件に巻き込まれた可能性があるとみて調べています。行方不明になっているのは、坂出市林田町のパート従業員三浦啓子さん(58)と、孫の山下茜ちゃん(5)、彩菜ちゃん(3)の3人です。警察によりますと、姉妹は、15日午後6時ごろから、隣に住む三浦さんの家に泊まりにいっていました。16日午前8時前に姉妹の母親の佐智子さん(34)が迎えに行ったところ、家に誰もおらず、ベットの上のふとんや畳の上に大量の血痕があったことから警察に届け出たものです。三浦さんの家には鍵がかかっておらず、子供ふたりの靴が残っていました。また、三浦さんが普段使っていた自転車も無くなっており、携帯電話も留守番電話になっているということです。家に荒らされた様子はないということですが、警察では、3人が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて50人体制で捜索しています。

多度津町の死体遺棄・殺人で再逮捕
先月26日、香川県多度津町で父親の遺体を遺棄したとして逮捕された男が、父親を殺害したとして、殺人の疑いで警察に再逮捕されました。再逮捕されたのは、住所不定、無職の三宅孝義容疑者(56)です。警察の調べによりますと、三宅容疑者は、今年6月24日正午ごろ、自宅で寝たきりだった実の父親の政義さん(88)の顔に、座布団を押しつけ窒息死させた疑いです。三宅容疑者は、父親の遺体を自宅に放置したまま失踪していましたが、先月26日、自宅に戻ったところを死体遺棄の疑いで警察に逮捕されていました。三宅容疑者は父親と二人暮らしで、1年半ほど前から寝たきりの父親を介護していたということです。調べに対し三宅容疑者は「寝たきりで苦しんでいる父親を楽にさせたかった」と供述しているということです。

ビックカメラ内覧会
今月20日、JR岡山駅前にオープンする大手家電量販店「ビックカメラ」の内覧会が16日開かれました。中四国初出店となる岡山駅前店は、3年8ヵ月に渡って空きビルとなっていた旧岡山会館ビルに入居、地下1階から地上4階の、5フロアで展開します。店舗面積は、岡山県内最大の約1万1000平方メートルで、カメラや家電製品の他、スポーツ用品や酒など、全国でも1、2を争う70万点の商品を扱います。ビックカメラでは、初年度の売り上げを約70億円と見込んでいます。

JR岡山駅新幹線ホームに安全柵設置
線路への転落防止のため、JR岡山駅の新幹線ホームに安全柵が設置されました。これは、線路への転落を防止し利用客の安全を確保しようと、JR西日本が、1日の新幹線利用客が2万人を越える駅を対象に行ったものです。岡山駅では、新幹線下り2番ホームに、縦1.1b、横8.1bのステンレス製の柵が1つ設置されました。来年3月上旬までに、4つある新幹線ホームの全てに柵を設置します。岡山駅では、さらに、ホームの乗降口にある視覚障害者用の警告タイルを2重にするなど、総工費約2億円をかけて安全対策を進める方針です。

食育弁当販売開始
食への関心が高まる中、岡山市のスーパーマーケットで、食育弁当の販売が始まりました。おこわにナスの田楽、煮しめにひじきの胡麻和え。スーパーでひときわ目を引く2種類の弁当は16日から販売が開始された食育弁当です。考案したのは、くらしき作陽大学の管理栄養士を目指す学生たち11人です。食育を考えるモデル企業として中四国で唯一選ばれた、スーパーマーケットのマルイと共同で約3ヵ月かけて開発しました。1食で使う食材は23品目にもかかわらず、489カロリーに抑えた「お腹すっきり美ューティー弁当」もあります。一日の栄養バランスを考えた食事バランスガイドを元に、食物繊維やビタミン、カルシウムなどが効率よく摂取できるよう考えられています。津山市に伝わるおこわ料理など地元の食文化も取り入れながら、見た目にも彩りよく作られています。健康な生活を送ってもらおうと企画された今回の食育弁当。マルイでは、岡山、鳥取の全店あわせて1日800食を用意していて、定期的にテーマやおかずの内容を変えて売り出していくということです。

推定樹齢200年ヤマモミジ色づく
推定樹齢200年というヤマモミジが、津山市の善応寺で見ごろを迎えています。津山市の北部大篠地区にある善応寺。この寺にあるヤマモミジは、葉が色づくと傘を広げたように見えることから傘大紅葉と呼ばれ、地域の住民などに親しまれています。幹の高さは約12メートル、枝は東西に約14メートルあります。ことしは秋になっても気温が下がらず、紅葉は例年と比べ1週間ほど遅れていますが、このところの冷え込みで色づきが増し、今は全体の8割ほどが赤く色づいています。善応寺のヤマモミジ、一番の見ごろはこの週末で、今月下旬まで楽しめそうです。

笠岡市のNPOに国土交通大臣賞
笠岡市で島おこしに取り組むNPO法人、かさおか島づくり海社が、国土交通大臣賞を受賞しました。この表彰制度は、国土交通省などがもうけているもので地域の活性化に功績のあった団体や個人を表彰するものです。15日、高知県で審査会が行われ、全国から応募のあった約50の個人や団体の中から審査の結果、最も評価の高い国土交通省賞大臣を受賞しました。笠岡市のNPO法人かさおか島づくり海社は、島の活性化を目的に、空き家を島の外の人に貸し出し、住民の増加につなげる対策を行っているほか、島の食材を使った弁当を開発して各地で販売しています。こうしたユニークなまちおこしを進めてきたことが評価され、今回の受賞となりました。

最新のガス器具を一堂に
最新のガス器具などを一堂に集めたしこくガスフェスタが、高松市で始まりました。会場には、ガス関連の商品を扱う26の企業ブースと、コンロや暖房器具など商品ごとにコーナーが設けられています。灯油価格が高騰する中、少しでもコストを抑えようと、ガス暖房機の説明を聞く人の姿が目立っていました。このイベントは18日まで、高松市のサンメッセ香川で開催されます。

岡山日日新聞賞・授与式
岡山県で文化や芸術の分野で活躍し、文化水準の向上に貢献した人などに贈られる、岡山日日新聞賞の授与式が岡山市で行われました。授与式では、岡山日日新聞社の松尾雅卿社長が、倉敷市の陶芸家岡本章さん(77)など、5人と2団体に賞状を手渡しました。岡本さんは、酒津焼窯元の5代目で、60年近い作陶活動を通じ、技術の継承と文化の向上に貢献したことが評価されました。受賞者を代表して挨拶した岡本さんは、栄誉ある賞に恥じないようこれからも精進しますと今後の抱負を話しました。