平成12年から昨年までのデータによると、5年連続で少しずつ高くなっている平均初婚年齢。昭和50年のときには、男性27歳、女性24.7歳だったのが、現在では約3歳高くなっています(平成16年　男性：29.4歳　女性27.8歳)。平均初婚年齢があがるにつれて、独女なんて言葉も出てきました。晩婚ブームのおかげ（？）で、三十路をひとりで迎えるプレッシャーは、昔よりは感じられなくなった人も多いのではないでしょうか。とはいえ、無言の圧力に怯える独女も多いと聞きます。

元気なあいだはひとりのほうが何かと気楽なときもありますよね。でも、老後のことを考えると何かと不安になってしまうというもの。やっぱり独身よりも結婚したいのが独女の本音ではないでしょうか。

■男性が結婚を決めた瞬間
男性は「結婚を決めた瞬間がない」人が多いようです。子どもができたとき以外には「結婚したい瞬間がない」という人が多いらしいのです。付き合っているあいだに「コイツと結婚する」って当たり前のように感じているので、瞬間っていうのは特にないのもあるようです。ここでポイントなのが、「コイツと結婚する」と、どうして当たり前のように考えれたのかというところです。結婚したい女性からすると、そう思わせる要因を押さえておいて損はありませんよね。

＜「コイツと結婚する」と思わせる要因＞
・お互い自分の素を自然と出せる。
・結婚後の未来が想像できる。
・長時間一緒にいても苦痛にならない。
・価値観が一緒。
・居心地の良さ。
・両親の人当たりの良さ

……などなど。うまく結婚生活を続けるためにも上記要因でちゃんとポイントをつかむことが大事になってきます。上記要因で特に重要なものとは？

■親以上に一緒にいる時間
それは、「長時間一緒にいても苦痛にならない」です。結婚すると週末婚などを除けば基本的には一緒に暮らしますよね。親と過ごしてきた時間と同じくらいの時間、伴侶と生きていくのです。親とは血も繋がっていますし、親に対しては少なからず甘えがある人は多いのではないでしょうか。自分の好き勝手にしてきた部分も恋人（伴侶）と一緒に住むようになると我慢しなければいけないことが出てきます。

はじめはその我慢も楽しく感じるかもしれませんが、我慢をし続けると楽しいと思えていたことが苦痛になってしまいますよね。楽しいと思っていても、やはり我慢は我慢なのですから。

そのため我慢するのが苦痛で家に帰らずどこかで時間をつぶして帰ったり、ひとりになれる場所を探す男性もいます。こうなってしまうと「結婚への道」は閉ざされてしまったも同然です。

「長時間一緒にいても苦痛に感じさせない」ようにさせるのが重要なのです。「家事は分担すればいい」などといっていても、所詮口だけで「できることならば家事は女性にしてほしい」と考えている男性が多いのも現実です。どんな男性でも、家事をしてもらうのを嫌う人はほとんどいません。

結婚は生活を共にするということは、好きだの愛しているの感情だけでは普通は無理です。「長時間一緒にいても苦痛にならない ⇒ 実家と同じぐらいの安らぎがある ⇒ 実家と最低限同等の生活をおくることができる」。つまり長い独身生活の家事でつちかってきた知識・技術などを見せることが、もっとも効果的に男に結婚を決めさせるの要因になりやすいのです。

より安らげる場所を提供することが、結婚への第一歩といったところでしょうか。もちろん、女性側だけが心がけるのではなくて男性側も同じ気持ちでいてもらいたいものですよね。

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