福岡放送局

2007年11月16日 19時33分更新

ネットにヤミ金融広告で摘発

法律で定められた上限を超える利息を取っていたとして逮捕・起訴された大分県別府市のヤミ金業者の男が、インターネットのサイトに「多重債務者でも融資します」などと無許可で広告を出していたとして、貸金業法違反の疑いで追送検されました。

追送検されたのは、大分県別府市のヤミ金融業者、有田奈津也被告(26)です。
警察の調べによりますと、有田被告はことし5月、アメリカの会社を通じてインターネットのサイトを作り経営するヤミ金融の広告を出したとして、貸金業法違反の疑いがもたれています。
広告では、法定利息を超える貸し付け条件を明らかにしたうえで、「闇金融です。無職や多重債務者でも融資可能です。貸した金はどんな手を使ってでも取り立てます」などと宣伝し、この広告を見た180人あまりに法定の上限を超える金利で金を貸していたということです。
有田被告は法律で定められた上限の50倍を超える利息で福岡県大牟田市の主婦などに金を貸したとして逮捕・起訴されています。
調べに対し、「金利を明確に表示して誠実なヤミ金業者だとアピールすることで多くの客を集めることが出来ると思った」などと供述しているということです。