mike's box

ライブ・レポートやCDレビューなどなど

新譜 1/31

今週の新譜は1枚で、先週の買い足しが1枚でした。

雪のワルツ / 湯川潮音


雪のワルツ
先ずは今週リリースの潮音ちゃんのミニ・アルバム。潮音ちゃんは「冬アルバム」と表現していますが、その言葉どおりに冬らしい曲満載ですね。惜しむらくはここ最近暖かい日が続いていて、あまり冬らしくないことが残念かな。
ほとんどの曲を昨年末の『空想音楽会VI』で聴いていたけど、あの時とはかなり印象が違った曲もありますよ。最初のタイトル曲「雪のワルツ」はライブの時ほど和風を感じず、室内楽的なストリングスが印象に残っています。次の「木の葉のように」もロシア風だったライブとは趣が異なり、ダルシマやバンジョーそしてジプシーっぽいブラスが東欧的でしたね。私はこのCDのアレンジの方が好みですね。

唯一ライブでは演奏されなかった「知らない顔」はこのアルバムのほかの曲とは雰囲気が違い、かなりポップですね。昨年リリースされた『湯川潮音』を思わせるようなアレンジだったかな。この曲、Gt.は山本タカシでKb.に山本隆二、Dr.がカーネーションの矢部さんとまんま安藤裕子のサポなんですね。いや、以外でした。
3月のレコ発ツアーには参加する予定なので、どんな音を聴かせてくれるのか楽しみですね。あえて空想音楽会の世界を踏み出し、新たな地平を目指して欲しい気がします。

宇宙でランデヴー / Sally Soul Stew


宇宙でランデヴー

これ先週のリリースで買おうかちょっと迷っていたのですが、良くコメントなどをくださるChikaさんが太鼓判を押していたので購入してしまいました。その太鼓判に誤りはありませんでしたな、ここ数年で最強の1枚になりそうな予感さえあります。元々あまり知らなかったサリー久保田氏のそれも初プロジェクトに注目していたのはGO!GO!7188のユウやコジマユが参加していたことでしたが、このアルバムを聴いて一番印象に残ったのが平山三紀の曲でしたね。
平山三紀の「真夜中のエンジェル・ベイビー」はそれまでプログレ中心に洋楽を聴いていた私に、歌謡曲も捨てたものではないと教えてくれた曲で、それ以降邦楽も聴くようになったきっかけでもありました。久々に平山三紀のファンキーな声を聴いて、シビレまくりましたね。

もちろんユウのAYALAVIJANA(UAとも共演してましたね)とのコラボも絶品でしたし、コジマユのスタンダードも脱力感たっぷりで楽しめました。他にも先日ステージを見たばかりのHicksvilleの真城さんや、土岐麻子さんの曲も良かった。
何よりサリー久保田さんのセンスに唸りましたよ。これだけのメンバーをそろえて、それぞれにジャスト・フィットした曲を割り付けることができるのは並大抵では出来ない業です。それでいながら一本筋が通った主張が見えるのがスゴイ!しばらくヘビロしそうです。

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一十三十一@HMV渋谷

昨日の予告どおり渋谷のHMVで行われた一十三十一のインストアに参加してきました。とりあえずセットリストから行きます。

1. 煙色の恋人達
2. Wake up!
3. プラチナ
4. 粉雪のシュプール

十一ちゃんのライブ昨年8月の船上パーティー以来、4回目になりますか。そして、昨年5月にもこのHMV渋谷で十一ちゃんの『ウェザーリポート』レコ発インストアを見てましたっけ。去年はフロアがちょっと寂しい感じでしたが、今日は結構埋まってましたね。いや、何気に嬉しいわ。
ほぼ定刻にMCの紹介でサポート陣と十一ちゃんが続いて登場。先ずサポは船上ライブと同じPerc.田中慶一、Gt./Bs.南條レオ、Kb.滝沢スミレの3名。十一ちゃんの衣装は黒のスカートとジャケットに、白のツアーT。髪には金色の雪の結晶をモチーフにして、黒主体の羽根と紗を加えた髪飾りしてましたね。髪はカラーリング無しで、『TOICOLE』のジャケ写と同じ程度の長さだった感じ。ネイルはクリア主体で爪の先だけターコイズだったかな。

1曲目はCDではJazztronikの野崎さんプロデュースのストリングス効いたハイ・スピードなラテン・チューンでしたが、今日はスミレさんがピアニカ、南条さんが小型のアコギ、田中さんがカホンでゆるいボッサ風なアレンジ。いや、これはこれでイイ感じでしたね。船上パーティーも1曲目は民族風で攻めて来たので、お約束なのかも。
2曲目の前に十一ちゃんが「アクア、アクア、アクアな感じで」といつものように意味不な曲紹介あり、スミレさんのファンキーなアナログ・シンセ風イントロに絡んでスキャットから入る展開。途中からエレピとシンセを行ったり来たり弾いてましたが、node1台でこなしてたようです。

3曲目はまた十一ちゃんが「真昼間に真夜中の曲をお届けします」と紹介し、CDよりはかなりスローなアレンジ。私としてはこのテンポの方が好きかな。いや、夜に酒入ってこれ聴いたらかなり沁みるかも。スミレさんもコーラス入れたり、ヴィブラホン風のエフェクトかけたエレピも素敵だったね。間奏でのBs.ソロも美しかったし。
4曲目の前に今後のライブやリリース告知含めた長めのMCで、2/23のUNITワンマンは既にチケ押さえてますし、3/21のオリアル『Girlfriend』発売についても知っていましたね。でも、ベスト発売からこのタイミングでアルバムをリリースするって珍しいかな。攻めの姿勢ならいいですけど、移籍とか無いでしょうね。

そして「次で最後の曲です。今日はバラードVer.でお送りします」と紹介された4曲目、言葉どおりにBメロまでローズ風エレピのみで歌い、そこからBs.とPerc.が入る展開。間奏もリリカルなエレピのソロが沁みたし、大サビでもエレピのみで歌うとこはシビレましたよ。今日の十一ちゃんはMCだけでなくVo.も良い感じだったね。
4曲で25分弱と短いステージではありましたが、UNITに大きな期待を持たせてくれるものだったわ。ステージ終了後のサイン会では少しお話も出来たし、ナチュラルな雰囲気が十一ちゃんらしかった。オリアル発売後にはまたライブやってくれるかな?
Synchronized Singing 360゜ フェルマータ

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新譜 1/24

今週ゲットした新譜はこの2枚でした。

TOI COLLE! / 一十三十一


TOI COLLE!(DVD付)
先ずは一十三十一のコレクション・アルバムですが、ベスト盤ですね。『Synchronized Singing』しかアルバムを持っていなかった私にはぴったりなタイミングでのリリースとなりました。『360°』と『フェルマータ』は共に中古で探していたのですが、これまでめぐり合えてなかったんですよね。
新曲の「粉雪のシュプール」はbiceが作曲だったり、「煙色の恋人達」はJazztronik、「DOWN TOWN」は堀江博久、「Mangosteeeen!」は宮川弾、「おぼえているよ」はASA-CHANGがプロデュースしていたんですね。何気に豪華。

来月のこのレコ発ツアーには参加する予定なので、このカラフルなCDの世界をどうステージで再現してくれるのか楽しみですね。たぶんこれまで見てきたステージ同様に滝沢スミレさんを中心としたRICOのメンバーがサポートすると思うけど、サプライズなゲストもありそう。
明日はHMV渋谷でインストアがあり参加券をもらったので、参加できたらまたレポートしますね。

Our Favourite Pop / paris match


Our Favourite Pop
続いてはパリスマの洋楽カバー・アルバムです。これまでのアルバムにも必ず1曲は洋楽のカバーを入れてきたパリスマですが、これまでの曲をリマスターしたり新たに収録した曲も加えて1枚にまとめてリリースしました。
ジャケットからして彼らがリスペクトしているスタカンのジャケにオマージュされているのが笑えますね。新たに取り上げている曲もこれまでのアルバムに収められていたカーペンターズやクリストファー・クロスなどのメジャーどころとは違って、ブロウ・モンキーズやブラン・ニュー・へビーズとか捻ってきました。

マリさんのヴォーカルも時にはダルに、あるいは艶っぽくと曲ごとに色々な表情を見せてくれますね。トラックの出来もこれまでのオリジナル・アルバム以上に力入っている感じで、楽しいわ。また夏、もしくは秋口には7thアルバムも期待していますよ。そして、是非ともまともなライブをやって欲しいな。クラブ・イベントとか、なかなか参加できないんですよね。
2/2には同じくHMV渋谷でトーク&サイン会があり、こちらも参加券をもらって来ました。時間的には厳しいけど出来る限り参加したいですね。

match

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北出菜奈@BOXX

昨日ですがSHIBUYA BOXXで行われた北出菜奈の「NANA scream 〜Gothic night〜」に参加してきました。不明曲があって申し訳ありませんが、セットリストから。

1. 私は時限爆弾
2. 螺旋
3. ラムのラブソング
4. KISS or KISS
5. ?
6. Star Killer
7. M'aider
8. Sweet frozen kiss
9. interlude
10. 赤い髪の女の子
11. ?
12. 論より証拠。
13. 希望のカケラ
14. 不自由な朝
15. Innocent world

菜奈ちゃんのライブ昨年11月のイベント以来、3回目ですね。一昨年暮れのワンマンは他のライブと重なってしまったので、ワンマンの参加は始めてとなりますか。会場に着いたのは開演時間ギリギリでしたが、ライブがスタートしたのはそれから10分後ぐらいでしたっけ。
それまでBGMでグレゴリオ聖歌が流れていたのが激しい打ち込みのSEに変わり、先ずサポート陣が入場。Dr.はつい先日お隣のAXでお会いしたGO!GO!7188のターキー、Gt.は昨年末に一青窈のサポでお目にかかっていた西川進、Bs.の小島さんとKb.のテツヤさんは詳細分かんなかったよ。

しばらくして登場の菜奈ちゃん、昨日最初の衣装は黒のクラシカルなデザインの膝丈ワンピで、同じく黒の小ぶりな帽子。帽子とスカートの後ろには黒い紗のヴェールが付いていましたが、共に赤い薔薇の花びらが散らしてありました。髪はブロンドのユル目なカール、両サイドにピンクでラインストーンが光るエクステを一房付けてたかな。
後のMCでも紹介されていましたがグッヅとして作成したというピンク色のサテンっぽいリストバンドを右手に、黒にパールが付いたチョーカーもしていました。左手には黒の自然石風なブレスと、両手にたくさんのシルバーの指輪もしてたね。よくあれでGt.が引けますな。

1曲目は昨年末にリリースされたニュー・アルバム『I Scream』から。菜奈ちゃんも登場してすぐに黒のリッケンを弾いてて、ススムンのGt.ソロに攻撃的に絡んでましたよ。2曲目は1stアルバムからでしたが、この曲含め1stには結構ススムンが作曲した曲が多かったんだよね。最初ススムンが登場した時は「何故にススムンが?」とか思ったけど、この曲を聴いてそれを思い出しちゃった。
3曲目の前にリッケンを下ろし短い挨拶がありましたが、客席からの黄色い声援には答えず林檎のように「次!」の一言。アニソンのカバーですが、CDよりROCKさが前に出ていて気に入りました。4曲目はまた1stに戻って激しく踊りながら歌ってましたね。途中Gt.ソロの部分ではススムンの近くに寄り、二人で踊ってました。

5曲目の前にやや長めのMCが入り、シフォンで作った黒い薔薇でデコレートしたマイクスタンドを後ろの人にも見えるように持ち上げて見せてくれたのが嬉しかったね。5曲目はちょっとメモの字が乱れていて曲名が分からなかったのですが、間奏で菜奈ちゃんがマトリューシカの形をした楽器を叩いてましたっけ。6曲目辺りから菜奈ちゃんもすごく声が出てきた感じ。

7曲目からはススムンがそれまでのSGからJazzMasterにチェンジ。バラードにぴったりな美しいGt.ソロを聴かせてくれましたが、ソロの途中でそれまで大人しかったターキーのDr.と小島さんのBs.がインプロっぽく絡んできてかなりカッコ良かったよ。8曲目はエレピのみでBメロ辺りまで歌い、そこからバンドが入るというアコ風なCDとは違ったアレンジだったね。ここで菜奈ちゃんは一旦下がり、ススムンのインプロ全開なソロでつないでたけど、ターキーのDr.中心に他のメンバーもセッション的に絡んでたっけ。
再登場の菜奈ちゃんは赤と薄いピンク(白かも?)主体のタータン・チェックのジャケットと、黒地に白で五線譜に音符が描かれた膝丈のスカートにドレス・チェンジしてました。菜奈ちゃんのリコーダーから始まる10曲目で後半戦がスタート。

11曲目はまた曲名が分からなくなってしまったけど、多分1stの曲だったかな。菜奈ちゃんがススムンと体をぶつけ合いながら踊っていたの楽しそうでした。12曲目からまたススムンはSGに戻り、この曲は2ndで一番好きな曲だったのでやってくれてて嬉しかったな。菜奈ちゃんも髪を振り乱しながら歌ってたし、私も昨日一番激しく踊りましたさ。13曲目はターキーの4つ打ちっぽいバスドラからでしたが、ターキーの4つ打ちなんか初めてかも。菜奈ちゃんもそのバスドラに乗せられたかのようにヘドバンしてましたよ。
その激しい曲のアウトロからシンセでブリッジして14曲目に突入。後半の激しいパートでのターキーのバスタムが力強かったし、Bs.のフィルも美しかった。15曲目の前に「今日はどうもありがとう」とか菜奈ちゃんから挨拶がありましたが、この時ぐらいは黄色い声援は止めて静かに聴いてあげてよ。

アンコール無しで、1時間15分ほどと短かったけど楽しいライブでした。BOXX 2 Days目の今日はどんなステージだったのかな。また今年中にはワンマンして欲しいですね。次はBs.でCDに参加していた100sの山口さんも呼んでとか、妄想しちゃいますよ。
I scream 18 -eighteen-

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Dois Mapas / Bophana@Praca Onze

もう既に昨日となってしまいましたが、青山のPraca Onzeで行われた「PRACA ONZE semana do aniversario de 25 anos」の第一夜に参加してきました。昨夜の出演はDois MapasとBopanaで、私にとっては垂涎の組み合わせでしたね。

Dois Mapas

Doisのステージは昨年末の辻堂の車屋さん以来、7回目かな。今回は前回Praca OnzeでBophanaを見た時に感じた「スタンディングで見てみたい」という希望を叶えるため、あえて開演時間ギリギリで会場入りしました。まだ多少座席は空いている状態でしたが、バーカウンター前のスタンディングエリアに位置取りましたよ。そんな状況だったので今回はセットリストは省略させていただきますね。
そして、Doisのお二人が会場に姿を現したのが開演時間を少し過ぎてからで、ライブがスタートしたのが開演予定時間の20:00を30分近く過ぎてからだったでしょうか。昨日のときわさんの衣装は黒のタイトな七分袖のトップにオレンジ色のロングスカート。足元は編み上げのブーツで、髪は大分短くなっていたのを後ろでまとめていたかな。胸元にはコバルトブルーと黒の主体の鳥の羽根の上にラインストーンが光るブローチ、耳には辻堂と同じ燻し銀の耳飾りもしていましたっけ。

先ずはお二人のみでこの所定番となっている陽水の「海へ来なさい」からステージが始まり、2曲目はMPBだったかな。3曲目からゲストのPerc.福和誠司が参加し、主にハイハット、スネア、パンデイロなどをブラシで叩いて、1曲だけタンボリンを指で優しく叩いてたかな。
福和さんのサポートはクールな新美さんのギターにフィットするような、知的なPerc.だった感じ。ノリよりもDoisの音世界を下から支えるような構築的な仕事ぶりが、辻堂の時のエモーショナルな千田さんとは趣が違っていたね。個人的には福和さんの方が合っている気がしました。

その後はMPBと「とこいわ」や「百年先のみなさん」などのオリジナルを取り混ぜ、7〜8曲ほど演奏したでしょうか。昨日一番良かったのはアマゾン原住民の歌を和訳して歌ってくれた曲でした。散文的では無いのですがブチ切れの歌詞がナチュラルで、曲調もどこか東洋的でときわさんもそこらに気を配って朴訥な雰囲気で歌ってましたっけ。
約40分ほどのステージでしたが、最後は辻堂と同じく「ブラジルの水彩画」で締めてくれましたね。昨日もときわさんの声には癒されました。倍音たっぷりな声にα波があふれ出ててました感じ。新曲もかなり出来てきているようなので、今年中には新たなアルバムとかも期待できるでしょうか。

Bophana

Bophanaのステージは昨年10月のTokyo Bossa Nova以来、6回目ぐらいでしょうか。昨日の山田さんの衣装は黒地にくすんだ青のプリントが入ったミディ丈のワンピースの下に、ときわさんとおなじような七分袖のトップを重ね着。更に黒の荒い編みのショールを肩に巻いて、髪は頭の上でお団子にしてたっけ。
Bophanaも2ステージ目の開始時間21:30を10分以上経過してから登場しました。
1曲目はこれまでに聞いた事の無いバイーア地方の曲だったのですが、2曲目はJobimの「One Note Samba」を小池さんのVo.でやってくれましたっけ。ここでは山田さんはシェイカーを振って、オフマイクで微かにコーラスしてました。で、3曲目辺りでサプライズ・ゲスト、モダーン今夜のリャンペイさんの登場となりました。まあ、サプライズと言っても2ndステージの最初から私の近くで踊っていたので、いつか出るなとは思っていましたよ。

リャンペイさんは昨年7月のここPracaで見たBophanaライブでもゲスト参加していましたが、今回も1曲のみでしたがシビレるパンデイロのプレイを見せてくれましたね。1曲だけじゃなくもっと見てみたかったわ。この後はCartolaやJobimの曲を中心に演奏してくれました。Jobim生誕80周年記念の後夜祭イベントでTONE三姉妹の長女、畠山美由紀さんと共演するとのMCもありましたが、既に私はチケットを確保しているのでとても楽しみです。
で、最後は2ndアルバムに収められているCartolaの「O Mundo E Um Moinho」(人生は風車)で盛り上がってステージは終わりましたが、当然ここで終わるわけも無く即座にアンコールに移りましたよ。アンコールではDoisのお二人と福和さんを招き入れ、セッションとなりました。山田さんとときわさんのデュエットが聴けるなんて幸せ過ぎ、いいものを聞かせていただきました。

山田さんのVo.はネイティブ並みのポルトガル語と深い響きが特徴で、一方ときわさんはやや日本訛りですがストレートな声が沁みます。対照的なVo.ですがこれがミックスされると強力だね。補完されているのではなく、とてつもない化学反応が生まれていた感じ。
アンコール2曲目に入る前にPraca Onze25周年をお祝いするケーキが登場し、オーナーのクラウディアさんが蝋燭を吹き消すセレモニーとなりました。元々はクラウディアさんのご主人が始めたお店ですが、ご主人が亡くなってから13年このお店を切り盛りしてきたそうです。今後はDoisBophanaなどの新しいアーティストを応援していくというお話もあって、私も心強く思いましたね。

伴奏としてはアンコール1曲目は小池さん、2曲目は新美さんがGt.を担当していて、2曲目では小池さんとときわさんのデュエットがメインで、山田さんがコーラスに回っていたっけ。これも豪華な組み合わせだったね。このハコ以外では考えられないマリッジかも知れません。

Mapas

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Bahashishi / 笹川美和@duo

既に日付は変わって昨日になってしまいましたが、渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで行われたKDDI主催の「duo Night vol.2」に参加して来ました。Bahashishi笹川美和のみですが、レポしますね。

仕事を定時に切り上げ会場に着くとOpening ActのDewのステージが丁度終わるとこでしたね。開演18:30って、ちょっと早過ぎ。Dewもちょっと見てみたかった。次の出演者は柳田久美子で、サポートのE.Gt.は先日ポプシの対バンで見たヒックスヴィルの小暮晋也さん。先日同様、シビレるスライド・ギターを聞かせてくれました。惜しむらくは今年最初のライブということで、柳田さんは全体的に調子良くなさそうだったね。
続いては以前から聴いてみたかったindigo blueでしたが、期待以上のステージでしたよ。ネオ・アメリカーナな感じかと思いきや、結構ディープ・サウス風でブルージー。SANTARAとデリコの良い点を足して1.5で割った感じかな。近々3rdアルバムがリリースされるそうなので、そこから攻めてみますか。

さて、いよいよBahashishiの登場となりました。彼女等のステージは昨年のツアー・ファイナル以来、2回目となります。

1. Drawing
2. 渇望
3. 逸楽の夢
4. クローバー
5. 月の呼吸
6. Line

セッティングからメンバーが居残り、客電がやや暗くなりインストがいきなりスタート。その中、ユラリさんがタンバリンを叩きながら登場しましたが、彼女の衣装はその時と同じ白と銀のトップに白いレースのスカートのセット。髪はやや長くなっていて、足元は白のストッキングに銀のパンプスだったかな。
ツアーの時と同じくユラリさんのマイクスタンドはオーガニックなデコレーションがされていましたが、明日香さんのKb.にはインコの剥製はいなかったですね。1曲目はツアー・ファイナルではタイトルまんまにライブ・ペインティングが行われましたが、今回は普通に演奏。途中4ビートに転調したりと、明日香さんがコーラス含めE.Pf.で大活躍でした。

2曲目は1曲目のアウトロからストリングス音源のシンセでブリッジして始まり、浩一さんのGt.ソロからスキャットで入りました。昨日はユラリさんも最初から凄く声が出ていて、間奏でも飛び出したスキャットにシビレました。3曲目はツアーの時とはアレンジが違い、CDに近い雰囲気だったね。明日香さんのnode使ったエレピのリフがラテンっぽくてカッコ良かったよ。
4曲目はツアーの時も演奏した新曲で、nodeのオルガンは一緒でしたが新たに男声をサンプリングしたようなシンセも加わっていたかな。5曲目は私の一番好きな曲で、これを演奏してくれたのは嬉しかった。ツアーの時と同様にストリングスのピチカートまでシンセで再現する明日香さんのこだわりに頭が下がります。

そしてラストはツアーと同じく定番の「Line」で締めましたが、その前のMC中も明日香さんがエレピでバッキングしていたのに愛を感じました。1コーラス目はA.Gt.とE.Pf.のみで歌う展開はCDと同じでしたが、CDよりはA.Gt.の登場が少なくて時折インプロ気味にインサートされる感じが良かったわ。
約40分のステージでしたが、ツアーの時よりも成長している感じあったね。今後もライブに参加していきますので、期待していますよ。
心の世界

そしてトリはササミの登場。ササミのステージは昨年7月のイベント以来、7回目でしょうか。

1. 髪
2. ならば
3. 迷いなく
4. 雪雲
5. 笑
6. 止めないで

21:00あたりで客電が徐々に暗くなり、先ずはサポートのGt.坪井寛とPerc.佐藤唯史が入場。SEも止み静まり返った中、ササミが静々と登場しました。昨日のササミの衣装はノースリーブでミディ丈の黒のワンピ。しかし、ササミは黒のワンピが好きですね。7回見た内、ワンマン除く4回ほとんど黒のワンピだったかな。
髪は公式HPトップ・ページの写真と同じぐらいの長さでしたが、軽くカラーリングされていた感じ。でも、その写真よりは少しふっくらとしていたのは、ここだけの内緒にしておきますか。あと、肌の白さは際立っていたけど、黒いワンピのせいだけでは無いと思うね。

静寂が支配する中ササミのエレピが響き渡り、1曲目がスタート。1コーラス目はエレピ、アコギ、カホンと順次加わる展開でしたが、2番はBメロまでエレピのみで歌いそこからアコギとPerc.が一緒に参加する形でした。ササミのVo.もいきなり全開でかなりコブシ回ってたね。
2曲目の前に挨拶程度の短いMCありましたが、今年はササミも年女だそうで猪突猛進で頑張りますとの事。で、久々に歌いますと言って歌いだしたのが、2曲目でした。確か去年のツアーではメドレーの中で少し歌われたことがありましたが、私もフルで聴くのは初めてかも。佐藤さんが叩いていた響胴のない太鼓がボランのようだったし、アコギの緩やかなストロークもハープみたいで結構アイリッシュな雰囲気だったかな。

3〜4曲目は3月にリリースするニュー・アルバムからの新曲と紹介されましたが、4曲目は昨年シングル・カットされていましたっけ。3曲目はイントロからアコギがポルトガル風、間奏のGt.ソロではササミもエレピでセッションっぽくかなり絡んでたのがこれまでにはあまり見かけなかった光景でしたよ。
4曲目のアコギは一転してアラブ風で、佐藤さんがカホンだけでなくフット・ペダルでタンバリンを叩くという技も見せてくれました。ラスト2曲は定番曲の連発で締めてくれましたが、歌い方がそれぞれ進歩していたかな。「笑」はためを多くしてやや重めに、「止めないで」はスキャットでファルセットをあまり使わずに中低域中心に歌っていた感じで、共に私としては大歓迎の変化でした。

35分程と短いステージでしたが、ニュー・アルバムそしてその後に行われるであろうツアーに期待を抱かせてくれるものでしたね。今からワクワクして待ってます。入場時には8曲入りのCDも配ってたけど、さすがエイベは豪儀ですな。
夜明け

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永山マキ@UNIT

昨日、代官山のUNITで行われた永山マキの1stソロ・アルバム『銀の子馬』レコ発イベントとして行われた「デカルコマニー」に参加してきました。先ずはゲストだったBE THE VOICEのステージからレポしますね。

BE THE VOICEのライブは初体験でしたが、昨日の終演後に物販で『EPOCHS』を購入してしまいました。そんな俄かですので、セットリストはパスさせていただきます。BE THE VOICEはVo.和田純子とGt.鈴木俊治のユニットで、昨日は先ず二人のみで登場し1曲歌いました。英詞の曲でしたが、アコギの軽快な響きにマッチした和田さんのVo.に引かれてしまいしたよ。
2曲目からはサポートのhitme & miggyが加わり、『EPOCHS』にも収められている「テリトリー」、そして「ルーツ」と続きました。4曲目はそれまでと趣が異なりブルージーなアコギが印象的、5曲目は一転してやや激し目の日本語詞のサンバと来ましたね。ヤマカミさんのFl.も昨日はいい雰囲気でしたっけ。

最後はポップな「FLOWERS」で締めてくれましたが、どの曲でも和田さんのVo.は曲に寄り添っている感じが良かったわ。40分ほどのステージでしたが、最初アウェーっぽかったフロアも最後にはかなりの歓声が上がっていました。いや、私も大きな拍手してしまいましたよ。
さて、次におおはた雄一さんがゲスト出演し30分ほどのステージを見せてくれましたが、こちらは不案内なのでレポは省略させてくださいね。そして、昨日の主役である永山さんのステージとなりました。不明曲ありますが、セットリストを紹介しておきます。

1. スイミーは水の中
2. 名犬ジョディー
3. グランドウォーカー
4. ?
5. ?
6. reflection of your flowers
7. Rolling wheels
8. 朧月夜
9. おだやかな暮らし
10. ゆうやけこやけの鐘が鳴るころ
11. 銀の子馬
12. 大犬のアルファ
<アンコール>
13. デカルコマニー
14. 愛しいリズム

客電が落ちて打ち込みのトラックが流れる中、サポートの面々が入場。メンバーは下手からKb.神村晃司、Perc.佐藤ナオユキ、Dr.工藤明、Sx./Fl.荒木真、Bs.田中啓介-OLGAと位置しました。CGの幻想的な映像がプロジェクターで映し出される中、A.Sx.のソロを中心としたインスト曲、続いて1曲目のイントロが流れる中を永山さんが登場。
昨日の衣装は純白のノースリーブのワンピースで、共布のマフラーのようなデザインが春っぽかったね。登場時は銀のラメが織り込まれた白のショールもしていたんだけど、2曲目で踊っている時に落ちてしまいましたっけ。髪はいつもの黒髪のストレートで、小さな白い花がいくつか編み込まれた草の花冠をしてました。

2曲目はモダーン今夜のナンバーでしたが、最後の「ラララ」の部分をフロアと合唱。これはちょっとタイミングが早かったかも。3曲目の前にモノクロで雑踏の風景がプロジェクターで投影され、永山さんの朗読のような曲紹介がありましたね。
4曲目はポルトガル語のサンバで、永山さんも楽しそうにステップ踏んでました。アウトロではFl.とスキャットで掛け合いするほど。5曲目は最近出来た曲なのか、楽譜とにらめっこしながら歌ってましたね。最初E.Pf.のみで歌い、2コーラス目からナオユキさんのピアニカ、T.Sx.が順次入って行って盛り上がり、最後はまたE.Pf.でしっとりと終わる展開でした。

6曲目は神村さんと荒木さん以外のサポートが下がり、ほぼE.Pf.のみで進み最後にS.Sx.が入るアレンジで、CDとやや違っていたかな。藍色の線画が水面に写るようなCGと、藍色の濃淡だけで変化してゆくカレイドスコープの映像が綺麗でした。永山さんも祈るように両手でマイクを挟んで歌っているのがムードありました。
ここで神村さんと荒木さんも下がり、hitme & miggyとBE THE VOICEの和田が登場、女性陣だけのステージとなりました。この4人はLynnというユニットを組んでいて、今後はライブやCDのリリースも予定しているとか。7曲目はBE THE VOICEのカバー、8曲目は童謡ですが、和田さんと永山さんのハーモニーは美しかったね。特に「朧月夜」は鳥肌モノでした。

ここでまた永山さんだけが残り、9曲目はおおはたさんのみが登場。おおはたさんのカバーでしたが交互に歌ったり、おおはたさんのパートに永山さんがコーラスを付けたりしてたかな。10曲目は荒木さん以外の最初のサポートがまた登場し、おおはたさんのスライド・ギターをフィーチャーした曲でCDよりエモーショナルなソロにシビレましたよ。
11曲目では荒木さんが戻り、スペシャル・ゲストの栗原務(from LITTLE CREATURES)とストリングス3名が登場。栗原さんとは2004年12月、ここUNITでのPort of Notes以来の再会かな。ツイン・ドラムと豪華でした。12曲目も静かに始まりましたが、最後はドラマチックに盛り上がって締めとなりました。

アンコールではまず永山さんとおおはたさんだけでこのイベントのタイトルとなった曲を静かに歌い上げましたが、これでは終わらないのは皆さんご承知。昨日登場した全員を呼び戻し、モダーンの名曲でフィニッシュ。ステージが終わった後、昨日の出演者やCG製作者、スタッフなどが紹介されるエンドロールが映写され、メルマガ購読者の先着50名に配られた静かなピアノのサウンドトラックが流れてお開きとなりました。
客電が点いた時、フロアの端にモダーンのタムさんの姿を発見。楽しいライブではありましたが、最近メンバーの脱退が発表されたモダーンはどうなるのか、ちょっと心配ですね。

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新譜 1/11-14

また遅くなりましたが今年2回目の新譜紹介、今回はこの2枚です。

FIRST FOOD / A LUNCH

先ずは昨日ライブ会場で入手したA LUNCHのデビュー・アルバムです。このアルバム、ライブ会場の物販か音倉HPでの通販でしか入手できないそうなので、紹介しようかちょっと悩んだのですが一応しときます。
A LUNCHは先日インディーズに戻ることが発表された天野月子が天子として新たに結成したユニットで、Bs.につっこさんの元マネージャーだったやっすん83、Gt.に6年前に知り合ったというクーロンがメンバー。このCDではDr.は全て打ち込みなのかな?

昨日のライブ・レポを見ていただくと分かると思いますが、80〜90年代のJ-ROCKの名曲をカバーしているあたりがこのユニットの特性を良く表していますね。天子さんが高校生あたりに愛聴し、そしてカバーしていたような懐かしいけどエヴァーグリーンなROCKを目指しているんじゃないかな。
昨日のライブではまだ荒削りで、方向性は分かるけど先行きはまだ不透明な感じ。理屈抜きに楽しいROCKではあるけれど、歌詞などはまだつっこさんとの境界線があいまいで、どう差別化して行くのかが課題かな。思い切ってつっこさんが持っているヲタッキーな面を晒しても面白いんじゃないかな、と思ったね。

昨日の新曲も良かったし、3/18に渋谷のRUIDO K2で2ndワンマンをやるそうなので、期待はしています。

TERMINAL / Salyu

TERMINAL
続いては14日リリースだったSalyuの1年半ぶりな2ndアルバムです。リリイ・シュシュ名義の『呼吸』を入れると3枚目のソロ・アルバムになるかな。1st『landmark』はまだ『呼吸』の世界を多少引きずっていた雰囲気があったけど、この『TERMINAL』ではほとんどその影は見られなくなってしまいましたね。

しかし、これはこれで現状のSalyuの良いところを生かしたいいアルバムとなっていますよ。特に「鏡」、「故に」、「I BELIEVE」が素晴らしい。CDJで見たときその声の圧倒的なパワーにシビレましたが、あれがそのままCDに収められてるよう。トラックもかなりROCK寄りですが、POPさもかなりあっていい出来です。
来月のツアーは神奈川と渋公の追加公演を押さえました。このアルバムの曲は全て演奏するとインタビューで言っていたそうなので、これを生で聴けるのが今から楽しみでしょうがないわ。昔の曲はこのツアーではやらなくてもいい、と思えるほど心変わりしてしまった。その代わりに秋にでもまたアコ・ツアーしてくださいね。

LUNCH

テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

A LUNCH@RUIDO

LUNCH

本日、原宿のRUIDOで行われたA LUNCHの「A LUNCH 1st LIVE」に参加してきました。いつものセットリストから。

1. A LUNCH
2. BOOSTER ROCKET
3. TENDER JAPAN
4. BEAST BEAT BEATNIKS
5. IROBO・KE・ROBO
6. Marionette
7. 大迷惑
8. JET SCREAM
9. Slowly life
10. GLORIA
<アンコール>
11. BOOSTER ROCKET

A LUNCHライブは初めてですが、Vo./Gt.の天子ちゃんことつっこさんのライブ昨年末のSTUDIO COAST以来となります。そのライブでこのバンドのことを初めて知ったのでしたっけ。先ず、大阪夏の陣でも前座してたマスカレード・ポロのOpening Actが15分ほどあり、A LUNCHの登場は19:30ぐらいだったかな。
最初に天子ちゃん以外のメンバーが入場。Gt.のクーロンとBs.やっすん83、そしてサポートのDr.田部井さんはdetroit7時代に2度ほどお目にかかっていたかも。最後に天子ちゃんが登場しましたが、今日の衣装はごつい銀のジッパーがアクセントの黒いライダー・スーツ風のパンツとジャケットで、牛柄のキャミを下に着てたかな。髪は左耳の後ろでまとめたラフなカーリーで、燻し銀の幅広いチョーカーがちょっとパンキッシュ、カラコンは薄いグレー。

1〜3曲目は1stアルバム『FIRST FOOD』からそのまま3曲連続でしたが、1〜2曲目は天子ちゃんもテレキャス担いでましたね。1曲目の前に「こんばんわ」と一言あってスタートしましたが、1曲目はかなり緊張していた模様。2曲目はCDと同じ打ち込み使ってた感じで、ここらからいつものステージ・アクションが出始めてましたね。
3曲目も打ち込みから始まりましたが、この曲から天子ちゃんはギターを下ろしハンド・マイクでノリノリなステージとなりました。この曲でのやっすんはCDより更にうねるBs.がカッコ良かった。やっすんは昨日のアッコと同じサンダーバード使ってましたね。この曲のタイトル「TENDER JAPAN」は天子ちゃんの「このFenderをTenderに書き換えても分かんないよね」というジョークから生まれたとか。

4曲目でも天子ちゃんが踊る踊る。狭いRUIDOのステージながらやっすんとクーロンさんの間を左右に体を揺らして楽しそうに歌ってましたっけ。5曲目はCDと同じくドラムのソロから入る展開で、田部井さんのドラムは重心低くて素敵。
6曲目はBOOWY、6曲目はUNICORNのカバーでしたが、「Marionette」は2番の入りを間違えてました。「大迷惑」は打ち込みありでパンキーな雰囲気や、最後でジャンプするとことか「トムパンクス」ぽかったわ。8曲目は新曲ですと紹介されましたが、この曲名の元ネタは「Jet Stream」でしょうか。アップテンポですが、サビがメロディアスなつっこさんらしい良い曲でした。

9曲目はクーロンさんがアコギにチェンジしてしっとりと始まりましたが、天子ちゃんは出だしの歌詞を忘れるハプニング。照れ笑いでごまかして乗り切り、本編ラストはZIGGYのカバーで盛り上がって締めました。アンコールでは先ず天子ちゃんだけが登場し、感謝の言葉を述べてバンドのメンバーを呼び込み「BOOSTER ROCKET」の再演でフィニッシュとなりました。
まだ『FIRST FOOD』買ってなかったので開演前に物販で購入したら、手形入りのサイン色紙もらっちゃいました。皆さんにも写真ですがおすそ分けしときます。
A LUNCH

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GO!GO!7188@AX

昨日SHIBUYA-AXで行われたGO!GO!7188の「みちづれツアー」に参加してきました。やや怪しいですが、セットリストから。

1. 近距離恋愛
2. 雨あがり アスファルト 新しい靴で
3. C7
4. ランランラン
5. 電話を取りたくない日
6. 西部
7. ロック
8. シャングリラ
9. 雪が降らない街
10. 神様のヒマ潰し
11. ひとりたび
12. 映画と雨降りの朝
13. かみなりが鳴ってたくさん雨が降る夜
14. 大人のひみつ
15. ララバイカウントダウン
16. スカ
17. パンク
18. 文具
19. Fatな彼
20. パレード
<アンコール>
21. タクシー
22. ジェットにんぢん

GO!GO!のステージは元旦のCDJ以来5回目、ワンマンは去年4月のツアーオブやまもり@CLUB 24ぶりとなりますか。ステージ後方には左からオレンジ色、黒、若草色の布が暖簾のように垂れ下がってましたが、アッコ、ターキー、ユウそれぞれのテーマ色だったのかな?
開演時間の19:00を5分ほど過ぎて客電が落ち、ブラスが入った新しいSEに乗って3人が登場。ユウの衣装は白に銀で髑髏がプリントされたTeeにジーンズ、アッコは白の清楚なブラウスにジーンズだったかな。いきなり新曲連発でスタートしましたね。

定番の3曲目では昨日最初の大合唱となり、この曲の後にアッコの短いMC。4曲目ではユウがセンターに出てGt.ソロしたり、5曲目ではBs.とGt.のユニゾンでスタートし3人のソロ入ったりと乗ってきましたよ。6曲目ではユウの和風なファルセットの節回しに、7曲目では5〜6弦でのGt.ソロにシビレたね。
8曲目ではミラーボールが回り、ユウのVo.にも深いエコーがかかってムーディーな雰囲気となり、9〜10曲目も落ち着いた流れとなりました。10曲目ではスローな部分では緑のみの照明、テンポ上がると白が加わったり切り替わって行くのがいい感じだったな。11曲目ではターキーのスネアの残響が会場に木霊してたのが印象的でした。

12曲目は出だしとラスト近くのドラム・レスのパートでのユウのVo.に聞き惚れ、13曲目ではユウのGt.バッキングに感心したり、しゃべらないとユウはカッコいいのにね。ここから2曲はアコースティック・コーナーで、ユウがアコギでターキーがカホン、アッコは14曲目がピアニカ、15曲目はBs.に戻りました。
ここら辺りから3人入り乱れてのゆるいMC連発。14曲目はそのMCの流れで歌の中にも「渋谷、スクランブル、09、コウダ」とか飛び出す始末。16曲目の前にはアメリカでツアーを行うとの発表。SXSW出演が中心となる、去年つしまみれ達が行ったジャパン・ナイトのツアーのようです。

16曲目ではターキーのソロから始まり、途中でステージ後方の黒い幕が落ちてピエロの巨大な絵が登場。後半戦はアゲアゲ曲の連発で皆さん踊りまくり、歌いまくり。フロアは思った以上に女性陣多かったですね。17曲目はアッコのコーラスに乗るユウのファルセットが絶品。18曲目の前にはいつもの「文具!」のコールは無かったかな。あと、この曲のGt.ソロは新しいパターンでしたっけ。
19曲目ではイントロでアッコがタオルを回すと、フロア前方も一斉にタオルの花が咲く展開。チャットモンチーの「ハナノユメ」ご当地歌詞シリーズに対抗する、「Fatな彼」の左手シリーズはエビバーガーでしたね。本編ラストは最新アルバムのタイトル曲で締めとなりましたが、CDレーベルの動物が行進する影絵がピエロの絵に写し出され回転していたね。

お決まりなブッサイク・コールで再登場の3人はツアー・グッズのTシャツに着替えてました。ターキーはピエロ、アッコは緑でユウは赤のツアーTeeだったかな。意外な選曲の21曲目でしたが、オーラスはCDJでも最後にやった定番曲でアッコとユウが左右入れ替わってソロやるサービスもあって華麗にフィニッシュ。
終わってみればアンコ含め2時間ジャストなステージでしたが、スゲー楽しかったね。また秋ぐらいに単発でワンマンとかもして欲しい。それから、チリワカもちょっと期待してますんで、ヨロシク。

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Swinging Popsicle@440

既に日付は昨日になってしまいましたが、下北沢の440で行われたヒックスヴィル主催のイベントに参加してしきました。Swinging Popsicleだけで申し訳ありませんが、レポしますね。とりあえずセットリストから。

1. Fly to the Moon
2. TOURS DE FRANCE
3. Windy Song
4. スノーイズム
5. LET ME FLY 〜天使の歌〜
6. I just wanna kiss you
7. afterglow
8. 太陽の休日

ポプシのライブ昨年7月の同じく440の対バン以来、半年振りの4回目かな。昨日のミネコフの衣装はバーバーリー・カラーのタータンチェックのワンピに、クリーム色のカーディガンを羽織った感じ。実はボトムは未確認で、3人とも最初から最後まで座っていたんですよね。サポートは無く、全て3人でのステージでした。ミネコフの髪は明るめのブラウンで、去年より少し痩せてたかも。
そう言えば昨年末、ミネコフが彼女のブログでいきなり結婚を報告してから最初のステージでしたね。昨日のMCでも嶋田さんにちょっと突っ込まれていましたが、ミネコフはサラッと流してましたっけ。昨日は嶋田さんがかなりMCでもしゃべっていて、ミネコフとの掛け合いも楽しかった。平田さんは二人の勢いにちょっと押されて、やや大人しかったかも。

1曲目はコンピ収録の曲で、多分初めて聴いたけどポプシらしいいい曲ですね。最初からミネコフの声も良く出ていて、シビレましたよ。この曲ではミネコフは鈴を担当してましたね。2曲目は懐かし目の曲でしたと後のMCで紹介されましたが、2ndの『Fennec!』からでしたね。3曲目はそれよりも更に古く、2ndシングルの『I Love Your Smile』のC/Wで、約9年前のリリースですよ。嶋田さんのアコギのスペイシーなエフェクター効かせたソロもカッコ良かった。
4曲目は最新アルバム『transit』からでしたが、最新と言ってももうすぐ3年前になってしまいますね。この曲の前で10周年記念となるアルバムをレコーディング中と発表されましたが、待ち遠しいな。あ、この曲で昨日初めてミネコフがアコギを担ぎましたっけ。嶋田さんはハイコードでのバッキングや、アルペジオでソロを担当。この曲大好きなんで、ライブで約1年ぶりに聴けて嬉しかったわ。ポプシの冬の定番曲になってるかな。

5曲目は前回も演奏していた『サテツの塔』のC/Wですが、2コーラス目はミネコフのストロークのみで歌い始め、嶋田さんがアルペジオでバッキングして、最後に平田さんのBs.が参加する展開は美しかったね。アウトロでの男性陣のコーラスをバックに、ファルセットで歌うミネコフのスキャットも絶品でした。
6曲目も『transit』からですが、演奏的にはこれが一番まとまっていた感じかな。ミネコフのファルセットと平田さんのコーラスの絡みもフィットしてましたよ。ここで長めのMCが入り、7/22にここ440で10周年のワンマンを開催するとか。いや、今から楽しみです。7曲目はその10年前にリリースしたインディーズでのミニ・アルバムから。ポプシで一番演奏されている曲、と平田さんから紹介がありました。

そして、ラストは1stアルバムの『Swinging Popsicle』から。Jazzyなアレンジで、嶋田さんの口トランペットなどもあって楽しく盛り上がって締めとなりました。約45分のステージでしたが、アコースティックでありながらJazz風味有り、ROCKさを感じさせてくれる曲ありと楽しかった。
続くヒックスヴィルもブルーズ中心で楽しいステージでしたね。サポートがBs.に先日潮音ちゃんと一緒にお会いした伊賀航、Dr.にRie fuで何度かお目にかかっている榊原大祐とお馴染みさん達だったのも嬉しかった。ラス前の唸るようなブルーズ『ライダー』と、アンコールの『浅き夢見し』が素晴らしかったよ。また機会があれば見てみたいですね。

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

W43S

先日ケータイを機種変更しました。以前使っていたW31Sの電池が持たなくなって来たので、バッテリーだけ交換しようと思ったのですがヨドバシで新機種見ていたらついこれに手が伸びてしまいましたよ。
W43S
この赤の色合いと、軽さについ惹かれてしまったのです。W31Sは重くてでかい割には電池が持たず毎日充電してたけど、流石新機種ですね同じような使用状況で3日ぐらいは持ちます。
気になる音質はW31Sの方が若干低域に力があったかも。それ以外はほぼ同等ですね。このW43Sは2Gまでメモリースティックが使えるそうなので、チェックアウトも毎日しなくて済むかな?
ちなみに、写っているイアホンはEtymotic ReserchのER-6で、W31Sの時に写っていたER-6iは昨年秋に断線で引退してました。

黒い袋はイアホン入れ兼余ったケーブル格納場所で、私が設計図を書いて母に縫ってもらいました。イアホンは耳に直接入れるものなので袋に入れたかったし、リモコンとイアホンの余ったケーブルも邪魔なので始末したかったのです。ネックストラップに取り付ける紐も付いていて、実に機能的ですよ。この袋はW31S、ストラップはブルーだったA1301Sからの遺産ですね。
W43Sとしての新機能としておさいふケータイがありますが、私はモバイルSuicaをチョイスしました。ライブであちこち出かけますが、これまでのSuicaカードはいつも鞄の中に入れてあり、良く行くライブは手ぶらで出かけることが多くてたまに忘れてたんですよね。3月中旬からは関東の私鉄でもSuicaが使えるそうなので、これさえ持っていれば後はチケットだけ持てばOK。早速Suicaとしても使ってみましたが、ネックストラップなのでちょっと腰をかがめてタッチ。あまりスマートではありませんが、音楽聴きながらでも大丈夫でしたね。

これで最初のケータイ(機種は覚えてない)、C404S、A1301S、W31Sと来て、今度がW43Sと全てソニー端末です。自宅にあるソニー製品はテレビ1台とPS2、そして以前使っていた既に動かないVAIOぐらいでソニー信者って訳でもないんですが、ケータイだけは他のメーカーのものに替えたいと思わないな。説明書全く読んでいなくてもある程度使える操作の一貫性があるので、これは続けて欲しいね。

テーマ:SonyEricsson - ジャンル:携帯電話・PHS

新譜 1/4

さて、ちょっと遅くなってしまいましたが、今年初めての新譜紹介ですね。今週は1枚のみと大人しくスタートします。

しあわせの箱を開くカギ / 植村花菜

しあわせの箱を開くカギ
先日ライブ・レポをお届けしたばかりの花菜っぺの1年ぶりの2ndアルバム。私はライブの物販で買いましたよ。ここまで数回リピートした感想は、ややビミョーかな。シングルは買ってなかったので、もうちょっとインパクトあるかなと思ってたけど、やはりライブで聴いてきた曲が多かったてのもあるね。それにあの素晴らしいステージの後だと、やや見劣りしちゃうのはしょうがないかな。
捨て曲は見当たらないし、アレンジも手堅い曲ばかりだし、花菜っぺの歌い方も工夫あってヴァラエティに富んでいるんだけど、やや小粒かな。綺麗にまとまりすぎていて、もうちょっと泥臭い方が花菜っぺのいい面を引き出せる感じ。まあ、まだ2ndなので色々と冒険しても良いけどね。一番良かったのはライブでもシビレた「冷たい雨」かな。今後はもう少しマイナーな曲も増やして欲しいわ。

テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

矢吹卓Trio with maiko@Grapefruit Moon

既に昨日になってしまいましたが、三茶のGrapefruit Moonで矢吹卓Trio with maikoのライブを見てきました。不明曲が多くてすみませんが、セットリストから。

1. Genesis
2. ?
3. Motion Blue (maiko)
4. ? (中島みゆき)
5. 春風 (maiko)
6. Passage of bird
7. Wave
8. ?
9. Trust (maiko)

矢吹さんには申し訳ないのですが、実は聴くのは初めてでした。当初このライブは堀越昭宏さんをリーダーとするXS: Mode Of Sunlightのゲスト・ヴォーカル、YURAIさん(from Jazztronik)を見に行ったのですがそちらのステージがキャンセルとなり、対バンの矢吹卓Trio with maikoだけを見てきた訳です。
まあ、こちらもまるっきり縁が無いわけでもなく、Bs.につっこさんで毎度お世話になっているアッキーが参加しているので見るつもりでしたよ。一応メンバーを書いておきますとPf.矢吹卓、Bs.山田章典、Dr.坂東慧(from T-Square)と、ゲストでジャズ・ヴァイオリニストのmaikoさんでした。

最初の1曲目を聴いた感じはDavid Foster系、リリカルなE.Pf.をフィーチャーしたフュージョンという感じでしたね。その印象はステージが進むにつれ変わっていくのですが、それは追々記述して行きます。1曲目と2曲目は最近できたばかりの曲とMCで言ってましたが、2曲目はまだ曲名も定まっていなかったようですね。注目のアッキーはスコアとにらめっこしながら地味目にスタート。PA無しのBs.Ampのみで音量も控えめ、エフェクターもディレイのみだったかな?
そして3曲目はゲストのmaikoさんのオリジナル曲で、ちょっと東欧風な哀愁のある曲でしたね。矢吹さんがMCで言ってましたが、Pf.のバッキングとソロで東洋スケールを使っていたのも結構フィットしていた感じです。4曲目は唯一のカバーで中嶋みゆきの曲でしたが、曲名を忘れちゃいました。昨日はメモ取らずにリラックスして見ていたんで、セットもややアヤシイと付け加えておきます。この曲では坂東さんの長いDr.ソロが良かったね。私はあまりDr.ソロが好きではないのですが、このソロは曲にも上手く組み込まれていて矢吹さんのアレンジが光ってました。

5曲目はまたmaikoさんのオリジナルでしたが、3曲目とは趣が違いロマン派的なしっかりとしたVn.からスタート。それを受け継いだ矢吹さんのPf.ですが、ワルツに乗ったクラシカルなソロがいきなりファンキーに豹変しましたね。3拍子から9拍子へのようなかなりの転調で、意表を突かれましたがカッコ良かったわ。この後お待ちかねのアッキーのソロも出て、私もテンション上がりましたよ。それまで矢吹さんのスコアにキッチリ従っていたようなアッキーのBs.がやはりソロとなると、朗々と歌い始めたのが面白かった。昨日はジャズベだけ使っていましたが、スラップは出なかったと思います。
この後、矢吹さんの長めのMCでステージ前にメンバーで食事に行った話があり、アッキーのお嬢さんも一緒に行っのですが、一人だけ青汁を注文したというエピソードに会場から大爆笑。いや、流石アッキーのお子さんですね、美味しいとこを持って行きます。そう言えば開演前に会場をうろちょろしていた4〜5歳ぐらいの女の子、切れ長の目がアッキーに似ていたのでお嬢さんだったのかも。

で、6〜8曲目は矢吹さんオリジナルの三部作で、続けて演奏されましたが昨日のハイライトでしたね。6曲目はミドルからアップテンポへ、そしてまたミドルへという転調が激しかったけど徐々にグルーヴが増していくプレイにシビレたわ。7曲目は出だししばらく矢吹さんの左手とアッキーのBs.がユニゾンを奏でながら、右手は自由にパッセージを奏でていたのが美しかった。アッキーのBs.も矢吹さんのスピード感あふれる左手に見事にリンクしてたかな。
8曲目は中盤でアッキーの短いソロから長いDr.ソロへ、そしてそのプリミティヴなソロにE.Pf.からBs.、最後にピチカートのVn.が順次リフで加わっていくアレンジが素晴らしかった。矢吹さん、ファンクとは何かって分かっていますね。そして9曲目、アンコールで再登場するのがちょっと恥ずかしいのでアンコール代わりにもう1曲やります、と言って三部作で盛り上がった観客をクールダウンさせるようなしっとりとした曲で締めてくれました。

いや昔、フュージョンに熱中していた頃を思い出してしまったね。80年代の行き詰まったジャズを何とか前進させようともがいてたフュージョンとは違い、クラッシックあり、民俗音楽ありと自由な感じがいいね。CDJで見たスペアザやSOIL、CUBISMOなど最近いいインストのバンドに出会うなー。

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

硫黄島からの手紙 / 父親たちの星条旗

1年半ぶりの映画レビューですね。いや、ちょと緊張しちゃいますよ。以下ネタバレありなんで、嫌な人は見てから読んで下さい。

硫黄島からの手紙@109 CINEMAS川崎

この映画を見たかったのは作品もあるけど、昨年末にオープンした109 CINEMAS川崎に行ってみたかったというのが8割かな。流石出来たてで綺麗でしたが、いたってフツーのシネコンでしたね。これで老舗のCITTA'、TOHO Cinemas川崎と併せて川崎駅周辺のシネコンは制覇できました。

さて作品ですが、監督のイーストウッドはダーティ・ハリー以来のファンで、特に好きな監督作は「ペイルライダー」かな。他にも「許されざる者」などの西部劇がやはり出色。まあ、ダーティ・ハリーも設定は現代でしたが、内容は西部劇そのものですから。あと、監督作ではないけれど「ダーティハリー5」のカーチェイス・シーンは私のカーチェイス・ベスト5ほどのお気に入り。そのイーストウッドが私の大好きな戦争映画を撮ったっていうなら、1年半ぶりの映画館にも足を運びたくなるじゃないですか。
戦闘シーンは比較的量はなかったのですが、栗林中将の戦略を組み立ててゆくシーンなどはこれまでの戦争映画にはあまり描かれていなかったので面白かったですね。戦史に興味が無い人でも分かり易かったんじゃないかな。ちょっとグロいシーンもありましたが、「パール・ハーバー」や「プライベート・ライアン」ほど強調されていなかったよね。二宮くんのしゃべりに違和感を覚えているレビューなども多く見かけますが、勝新の「兵隊やくざ」を見ている私にすれば全然OKかな。戦時中とはいえ色々な人が赤紙で召集されたのですから、あまり画一的に考えない方がいいんじゃ?

本題を忘れてましたが、戦闘シーンはやや期待外れでしたね。それが本題ではないので作品には影響ないのですが、戦争映画ヲタクとしてみればちょっと寂しかった。特に日本側から描いているので、迫力は少なくなるのはしょうがないかな。旧日本軍の軍装や小火器の再現はまあ良かったし、米軍側は艦船から航空機に至るまでの充実したリアルな映像は絶品でしたので良しとしましょう。
他に、音楽にも造詣の深いイーストウッド作品には珍しく、音楽で感心させられたのは故郷の子供が歌う童謡のシーンぐらいだったのが残念。カンだり明瞭でない台詞が散見されたのは「キル・ビル」でもありましたが、日本人の監督なら取り直すかアフレコしていたでしょうね。

父親たちの星条旗@CINE CITTA'

そんなんで戦闘シーンにちょっとフラストレーションがあったので、近くのCITTA'にハシゴしちゃいました。ライブでのハシゴはお得意ですし、以前映画にハマっていた時にはハシゴも結構ありましたっけ。

こちらも作品のテーマとしては硫黄島での戦闘と帰国後のシーンが半々ぐらいで、量的にはやや物足りなかったのですが質は高かったと思います。上陸までのシークエンスやミニ・プライベート・ライアン的な上陸直後の派手な戦闘、その後の息詰まる掃討作戦と上手く描き分けられていたと思います。「プライベート・ライアン」では主に陸軍と空挺が主役だったので、上陸戦を本務とする海兵隊がメインで登場したのは嬉しかった。衛生兵もきちんと「Corpsman!」と呼んでたのが海兵隊らしくていいね。
音楽もタイトル・ロールの前、製作会社のクレジットからしっとりと落ち着いた音楽で始まり、各所で当時のアメリカらしさを感じさせてくれる渋い選曲や、エンド・ロールでのピアノとチェロだけの音楽で締めるあたりは流石イーストウッド。音楽監督としてしてもイーストウッド自身がクレジットされていたかな。

作品全体としての評価は個人的には並かな。2時間を越える作品を最後まで飽きさせないで持って行くパワーはあったけど、主題が凡庸だった感じ。最後にもう一ひねりあるかな、と期待してたけど海水浴のシーンで終わったのは「シン・レッド・ライン」を思い起こさせてしまっただけだったね。あれを唯一の美しい思い出として取り上げるなら、中盤でたっぷり見せて最後でちょこっと再登場させた方が良かったかも。
上映された順とは逆に「硫黄島〜」から見てしまったけど、こっちの方が正解だったかな。先に「父親たち〜」を見てたら、「硫黄島〜」の各所のショボさがより目立ってしまったと思う。まあ、久々の映画でたっぷり5時間ほど楽しませてもらったので、イーストウッドには感謝します。
栗林忠道 硫黄島からの手紙
栗林忠道 硫黄島からの手紙
父親たちの星条旗
父親たちの星条旗

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50,000ヒット達成

1月4日に一昨年7月にアクセス解析を開始して以来のページ・ビューが50,000を超えましたので、記念投稿をさせていただきます。前回の300投稿の記事で11/20に40,000ヒット達成とお伝えしたので50日経たずに10,000追加されたわけですね。
さて、毎度紹介している月別の1日平均のアクセス数と、投稿数を日数で割った投稿率です(今月は1/4までの集計です)。
月別アクセス数

やはり11〜1月はかなりアクセス数がアップしていますね。これは11月はチャットモンチー関連での検索、続く12月は記事投稿が19回と多かったことと比較的メジャーなアーティストを取り上げていた影響かも。特にCDJ以降は驚異的な伸びですよ。
あとつっつさんに紹介されて加入したmixiでもこのブログを日記として登録しているので、そちらからのアクセスもかなりの量がありますね。
累計アクセス数

続いてアクセス解析開始以来の累計アクセス数を週ごとに合算したグラフも紹介しておきます。こちらは縦軸を対数圧縮しています。昨年1月に10,000を超えるまでは不安定だった線形が、10,000を超えてからは比較的一直線に伸びていますね。
これは一定の率で安定して増加していると言うことかな。このまま行けば30日ほどで60,000を超える計算。まあ、どこかでピークは来ると思うので、それが何時になるかは分かりませんけど。

もうひとつ気になるのはサーチ・エンジン別のアクセスですが、昨年9月まではGoogle優勢で、10月以降はYahooが逆転したと以前お伝えしましたけど、最近はややGoogleが盛り返してきていますね。昨年の11〜12月は7割以上Yahooでしたが、今月は60%程度に下がっています。まあ、それでも現在当方のGoogleRankは相変わらず3のままですけど。
1月から2月はまだライブの予定が少ないですので、記事は減少傾向になると思いますが、色々と趣向を凝らして行きますよ。今後ともよろしくお願いします。

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植村花菜@Stellar Ball

遅くなりましたが、昨日品川のStellar Ballで行われた植村花菜の「ガンバロウ ウエムラ 2007」に参加してきました。とりあえずセットリストから。

1. 紙ヒコーキ
2. 大切な人
3. トゲと花
4. ミルクティー
5. ねっ!
6. キセキ
7. やさしさに包まれたなら
8. 会いたい
9. 月のない夜
10. melody
11. 冷たい雨
12. しあわせのカギ
13. 歌いたいから歌うだけ
14. 恋の魔法
15. いつも笑っていられるように
<アンコール>
16. 光と影
17. ヘイホー〜腹ぺこブギウギ〜Happy Birthday〜ヘイホー
18. 花

花菜っぺのライブ8月のツアー・ファイナル以来、5回目ぐらい。今回も年末年始の東阪ツアー最終日になるのかな。開演時間の18:00少し前に客電が落ち、打ち込みのSEが流れる中先ずサポート陣が入場。メンバーは花菜っぺではすっかりお馴染みのGt.狩野良昭、KOKIAのサポで何度かお目にかかっているKb.澤近泰輔、こちらもKOKIA@AXでお会いしたことのあるBs.恵美直也、松山千春などのサポートしているDr.佐藤強一、Perc.中山幸の5名。
しばらくして登場の花菜っぺはくすんだ感じのエメラルド・グリーンの長袖で膝丈のワンピース、深緑ベルベットのベルトと肩口がアクセントでしたね。足元は黒のレース模様のストッキングに濃いグレーのロングブーツ、髪は新譜『しあわせの箱を開くカギ』のジャケ写まんまのロングでした。夏よりちょっとスリムになってたかな?

いきなりTerry's Terryを担ぎMC無しで1曲目に突入。この曲好きで最初からテンション上がったけど、まだ声が出ていない感じで残念。この曲ではDr.の佐藤さん前半プラのブラシでおさえ目に、で後半からスティックで本格的に叩いていましたっけ。2曲目はコンガのイントロから入りましたが、中山さんはコーラスでも大活躍。花菜っぺの声質とも合っていて、美しいハーモニーを聴かせてくれましたよ。
3曲目で花菜っぺはギターを下ろし、ミニ・タンバリンを叩いて手拍子を要求。この曲では澤近さんのラグタイム風なエレピがハマってましたね。4曲目は愛用の小ぶりなGibsonを担ぎ、そのGibsonと中山さんの振るシェイカーのみでAメロまで歌うアレンジ。このあたりから花菜っぺも声が出てきて、狩野さんのE.Gt.の美しいバッキングも併せていい感じでしたよ。5曲目は佐藤さんがシェイカー、中山さんがタンバリン、狩野さんがウッド・ブロックと、抑えたバッキングで花菜っぺの声にフォーカスしてた感じ。

6曲目は後半のサビをアコギとBs.のバッキングのみで歌うとこがカッコ良かった。恵美さんのBs.も歌ってたね。7曲目は狩野さんがアコギにチェンジして、そのアルペジオのイントロやトレモロのソロが決まってたよ。ここで加納さんを除きサポートが一時退場。8曲目は花菜っぺもアコギを下ろし、8月の「ギターと私達」をちょこっと再現。この曲でのファルセットは美しかったなー。
9曲目はTerry's Terryでの弾き語り、10曲目は澤近さんのエレピのみとアコースティック・コーナーでした。11曲目はまた全てのメンバーが戻り、花菜っぺには珍しいマイナー調の曲を初披露。元々泣きのヴォーカルなんでマイナーも全然OKで、もう少し泣いて歌って欲しかったかな。12曲目はまた新譜からでしたが、ディープなエコーの効いたBs.が素敵だったよ。

13曲目は花菜っぺもハンドマイクになり、澤近さんのラグタイムっぽいエレピは絶妙な音作りで凝ってましたね。この曲ではそれまでの中山さんに加え澤近さんもコーラスで参加。中盤の手拍子とオルガンだけで歌う部分は正にゴスペルしてました。後半はお決まりの合唱大会でしたが、ちょっと長すぎ。でも花菜っぺは観客のコーラスをバックにフェイク入れまくりで、気持ち良さそうに歌ってましたっけ。本編最後は1stアルバムのエンディング・ナンバーをしっとりと歌って締めてくれました。
アンコールで再登場の花菜っぺはジーンズに黒のツアーTシャツに変わり、ブーツはそのままでしたね。サポート陣も同じ黒のTeeでそろえてました。16曲目は昨年末リリースのシングルでしたが、疾走感のあるROCKチューンで好きですね。アンコール2曲目は「ヘイホー」から「腹ぺこブギウギ」へと続くシークレット・トラック連発のメドレー。そこから昨日誕生日だった花菜っぺへのサプライズなバースデー・セレモニーとなりました。ケーキは登場するは、メンバーからのプレゼント攻撃はあるわで、花菜っぺもかなり感激していましたよ。

オーラスはまたTerry's Terryを担ぎ、狩野さんのアコギ2台でのアルペジオから。新譜ではそのギターの持ち主である坂崎さんとのアコギ・デュオでしたが、昨日はBメロからバンドありでのアレンジでしたね。花菜っぺの優しい歌声が沁みる、いい曲だわ。また最後の「ラララ」の部分を観客と大合唱し、花菜っぺもオフマイクで歌ってて生声が聞こえましたよ。
もうこうなると観客はほとんどスタンディング・オベイションとなりますね。花菜っぺはかなりウルウル来ていて、ウォーター・プルーフのマスカラもヤバイ状態に(AXのMCネタですが)。最後は生声で観客に感謝の言葉を残してステージを去りました。終わってみれば2時間15分ほどのステージでしたが、終始ほんわかした感じで長さを感じませんでしたね。いや、いいステージでしたよ。

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2006 CDのまとめ

昨日のライブ編に続き、今日はCD編のまとめです。長くなりますが購入リストから。

日付 種別 タイトル / アーティスト
1/1 Single 愛のメロディー / KOKIA, 輪廻 / 扇愛奈
1/4 Album いつも笑っていられるように / 植村花菜
1/11 Album OH MY DARLIN' 〜Girls having Fun〜 / 中ノ森BAND
1/18 Single 心の戦士 / Angela Aki
1/25 Album Merry Andrew / 安藤裕子, Joyful / 星村麻衣,
KEY / ナチュラルハイ, 大人 / 東京事変,
湯川潮音 / 湯川潮音
2/1 Single レトルト / 扇愛奈
2/15 Album 虹色ナミダ / 奥村愛子,
GREETINGS FROM TOKYO / けちゃっぷmania
2/22 Mini mask / ACO
Album 夜明け / 笹川美和, FROM ME TO YOU / YUI,
Switched-On Journey / 東京エスムジカ
3/1 Single 恋の煙 / チャットモンチー
3/8 Mini Natureza / Bophana
Album Circle / 木村カエラ, ニッポンの150cm / 扇愛奈
3/15 Single Kiss Me Good-Bye / Angela Aki
Album PRHYTHM / angela, スウィンギン・キャラバン / 小島麻由美
3/20 DVD Midnight Dejavue at 東京キネマ倶楽部 / EGO-WRAPPIN'
3/22 Single Who / 小谷美紗子
Mini Private Address / jenny01
Live Album LIVE PSYCHEDELICO / LOVE PSYCHEDELICO
3/24 Album after six / paris match, ROSE ALBUM / Rie fu
4/5 Mini Tokiwa / 木下ときわ
Album リフレクション / 畠山美由紀
4/12 Album WAIT, CATCH & RUN / SANTARA
DVD ハジマリノトキ / SHUUBI
4/19 Single 太陽のスキャット / dorlis
4/24 Live 極東組曲 / Dois Mapas
5/10 Album ハナダイロ / 元ちとせ
Remix nobuchikaeri.rx / 信近エリ
5/17 Mini CATCH / 小谷美紗子
Album ON THE ROCKS! / EGO-WRAPPIN',
Ponto De Partida -Sao Paulo- / GIRA MUNDO
5/24 Album 心の世界 / Bahashishi, 言葉の樹 / ジン,
Nao Watanabe / 渡邊奈央
5/27 Live AGUAS DE MARCO / Dois Mapas
5/31 Single 烏 / 天野月子, 梟 / 天野月子, ウタカタ / 天野月子,
風船 / 天野月子, 混沌 -chaos- / 天野月子
6/7 Single 恋愛スピリッツ / チャットモンチー
6/14 Mini 紫陽花の庭 / 湯川潮音
Album HOME / Angela Aki
6/21 Album いろどおり / 高鈴
6/28 Album BOY / NIRGILIS
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2006 ライブのまとめ

新年恒例となる昨年参加したライブの総括をしたいと思います。昨年のようにリストにすると長くなってしまうので、今回はカレンダー形式にしてみました。リンクのある日付はレポにジャンプしますし、ポップアップでアーティストなどが確認できます(対応していないブラウザの人はごめんなさい)。

1月   2月
1   1 2 3 4 5
2 3 4 5 6 7 8   6 7 8 9 10 11 12
9 10 11 12 13 .14 15   13 14 15 16 17 18 19
16 17 18 19 20 21 22   20 21 22 23 24 25 26
23 24 25 26 27 28 29   27 28
30 31
3月   4月
1 2 3 4 5   1 2
6 7 8 9 10 11 12   3 4 5 6 7 8 9
13 14 15 16 17 18 19   10 11 12 13 14 15 16
20 21 22 23 24 ..25 26   17 18 19 20 21 22 .23
27 28 29 30 31   24 25 26 27 28 .29 .30
5月   6月
1 2 3 4 5 6 .7   1 2 3 4
8 9 10 11 12 13 .14   5 6 7 8 9 10 11
15 16 17 18 19 20 .21   12 13 14 15 16 17 18
22 23 24 25 26 27 28   19 20 21 22 23 24 25
29 30 31   26 27 28 29 30
7月   8月
.1 2   1 2 3 .4 5 6
3 4 5 6 7 8 .9   7 8 9 10 11 12 13
10 11 12 13 14 .15 16   14 15 16 17 18 19 .20
17 18 19 20 21 22 23   21 22 23 24 25 .26 27
24 25 26 27 28 29 30   28 29 30 31
31
9月   10月
1 2 3   .1
4 5 6 7 8 9 10   2 3 4 5 6 7 8
11 12 13 14 15 16 17   9 10 11 12 13 14 15
18 19 20 21 22 23 .24   16 17 18 19 20 21 22
25 26 27 28 29 30   23 24 25 26 27 .28 29
  30 31
11月   12月
1 2 3 4 5   1 2 .3
6 7 8 9 10 11 12   4 5 6 7 8 9 10
13 14 15 16 17 18 19   11 12 13 14. 15 16 17
20 21 22 23 24 25 26   18 19 20 21 22 23 24
27 28 29 30   25 26 27 28 29 30 31

日付の前後に"."(ピリオド)が付いているのは1日で複数の会場を回った印で、別のリンクになっていますよ。

レポートした合計はワンマンや主催イベントが85回、対バンなどのイベント数は25回でステージ数が52(ワンマンのオープニング・アクトも含みます)、インストアなどの無料イベントが42回で44ステージでした。登場したアーティストは92組だったと思います。

で、去年も発表したライブ・ベスト10、今年は全てワンマンから選んじゃいました。順位ではなく開催順で紹介します。

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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

CDJ 06/07 その4

とうとうCDJも最終日、この日はAngela Akiからの7連投ということもあって体力的に限界ギリギリ。お目当てのアーティスト3組のみ参加としましたので、いつものスタイルに近い感じでレポしますね。

チャットモンチー@EARTH STAGE


1. 東京ハチミツオーケストラ
2. シャングリラ
3. 恋の煙
4. 迷迷ひつじ
5. 小さなキラキラ
6. さよならGood bye
7. 恋愛スピリッツ
8. どなる、でんわ、どしゃぶり
9. ハナノユメ

チャトモのライブ秋のツアー・ファイナル以来、5回目かな。昨年もチャトモのタワレコ渋谷がライブ皮切りでしたが、今年もチャトモでスタートとは縁起がいいですね。サウンド・チェックから見てましたが、あっこのマイク・テストで「アー、アー、エリコー!」に会場から大爆笑。最初からノリがいいです。
一旦全員が下がり、ステージが開始。私は前日のカエラで懲りたのでモッシュ・ピットの後方、エリコ側に位置しました。エリコの衣装はオレンジに黒の文字プリントが入った丈の短いミニ袖のTeeの下にグレーのキャミを重ね着。ボトムは黒いややゆったり目のパンツ。あっこウールのグレーっぽいミニワンピに七分丈のパンツで、ショート・ブーツ履いてたかな。クミコンは白黒のチェックのポロシャツに、ベージュに黒い幾何学模様の入ったキャミをオン。ボトムは確認できなかったよ。

1曲目は大好きな「ハチミツ」でスタート、いや新年早々目出度いね。2曲目はツアーの時よりあっこのBs.がエリコのGt.ソロに絡んでて、進化していたかも。3曲目ではエリコはそれまでのストラトからテレキャスにスイッチして、お馴染みの硬質なGt.を聞かせてくれたわ。
5曲目ではツアーで確認できなかったクミコンのシンセに注目。右手でハイハットを叩きながら、左手でミニ・キーボード弾いてたのをバッチリ見れました。この曲からまたエリコはストラトに戻り、ツアーよりも安定したファルセットを聞かせてくれたね。この後あっこのちょっと長めなMCがあり、いつものエリコいぢりではなく今回はクミコンがターゲット。何故かクミコンも嬉しそうにいぢられてましたよ。

6曲目では深いエコーの効いたエリコのヴォーカルが広い会場に綺麗に木霊していましたね。このような会場で演奏されることを想定して作ったような感じ。7曲目はこれまでになくGt.で短いチューニングの確認ともとれるイントロからアカペラに突入。二万人近いと思われる観衆が静まり返った中、エリコの独唱が響き渡ったのに鳥肌。
8曲目では時折目を閉じて歌うエリコがスクリーンに映し出されましたが、自ら作詞しているだけあって思い入れが深いのかな。ここで4月の11・12日にSHIBUYA-AXで2 Daysを行うとの発表。これもチケット争奪戦必死となりそう。何が何でも参加したいわ。ラストはいつものご当地コール&レスポンスとなり、「幕張の隅っこ、カウントダウン・ライブ、いいことありそう」と盛り上がってフィニッシュしました。いや、マジいいライブで年を始められて、いいことあったよ。

YUI@EARTH STAGE


1. TOKYO
2. LIFE
3. Free Bird
4. feel my soul
5. I remember you
6. Last Train
7. Rolling Star
8. HELP
9. Good-bye days

YUIのライブ4月の1stツアー以来、2回目。YUIの衣装は黒の長Tとジーンズに、エンジ色チェックのミニワンピを重ね着。髪は春のときより明るめなブラウンだったかな。サウンド・チェックから見てましたが、バンドは引き連れず先ず一人で登場。「こんにちわ」の一言あって、1曲目をアコギ弾き語りでカマしてくれましたね。ツアーではアンコールの最後にPA無しで歌ってくれたこの曲からスタートとは思っても見なかったよ。
2曲目からはバンドも登場し、YUIもアコギからストラトにチェンジ。ちょっとファルセットが出てないな、と思ったら後のMCで声を枯らしてしまったとのお詫びがありました。8ヶ月ぶりのYUIのステージを楽しみにしていたのに、ちょっと残念でしたね。

でも3曲目は長いROCKなイントロに続いてのヴォーカルは、地声の美しい部分はしっかり聞けたので良かったよ。4曲目はシンセのイントロからで、打ち込みかと思ったらBs.の人がネックでテルミン演奏しているじゃないですか。テルミン使いのベーシストといえば、チリヌルヲワカのリーダーじゃないですか。反対側で見てたので全く気がつかなかったわ。今ネットで検索したらツアーもイワイエイキチさんがベースだったみたい。
ここでノートを見ながらのMCが入り、初詣での神社のお参りの仕方というショーモない話。5曲目はYUIのアコギから入る展開、声はちょっと出ない部分もありながらシビレるメロディだったな。6曲目はYUIはアコギからルビー・レッドのテレキャスに変わり、7曲目はそのテレキャスが印象的なジャケの今月リリース予定の新曲。初めて聴きましたがかなりROCKしたイイ曲でしたね。

8曲目ではそのYUIのテレキャスがサポートのGt.ソロをしっかりとバッキングしてたっけ。9曲目はまたアコギに戻りましたが、声が出ない部分が多くなってしまいました。リーダーもコーラスしてましたが、代わりに歌って欲しいと思ったほど見てる方も辛かった。
今度は声の状態がいい時、多分次のレコ発ツアーになると思うけどリベンジしたいですね。

GO!GO!7188@EARTH STAGE


1. 浮舟
2. 電話をとりたくない日
3. 大人のくすり
4. 神様のヒマ潰し
5. C7
6. 近距離恋愛
7. スカ
8. 文具
9. Fatな彼
10. ジェットにんぢん

GO!GO!のステージは4月のツアー以来の、お久しぶりな4回目ですかね。ユウの衣装は白に黒でゴシックなプリントの入ったタンクトップに黒っぽいパンツで、白いロング・ブーツでしたがチリワカの時のごついブーツではなかったと思います。アッコは赤白ボーダーの長Tにジーンズで、髪はボブだったね。
いきなり大フェイバリットな「浮舟」でスタートとは、こちらも盛り上がります。最初からガッツリ踊らさせていただきましたよ。2曲目は6曲目のC/Wで初めて聴きましたが、ユウのGt.ソロも激しいROCKな曲だったかな。そして定番曲の3曲目ではモッシュ・ピットは大騒ぎとなりましたね。私はその後方で踊ってましたが、あの中に入っていなくて良かったと思ったよ。あぁ、昨日の悪夢が…。

4曲目はCDよりユウのGt.とアッコのBs.の絡みが濃厚な感じ。これまた定番の5曲目では2日目の左足に続き右足にもマメが出来てしまったよ、でも根性で最後まで踊り続けましたさ。ここでやや長めのMCで、ターキーの正月話やユウの鼻血というゆるいネタ。6曲目はユウのファルセットが美しかったわ。アッコのコーラスもフィットしてたし。7曲目は5〜6弦を使ったGt.ソロにシビレたね。
そしていつものようにアッコの「文具!」というコールから始まった8曲目、途中の転調でアッコが出遅れたのが痛かった。9曲目のターキーは張り切ってました、途中ワルツから戻った後はスゲーパワフルなドラミング。ドラム・セットが壊れるんじゃないかと心配しましたよ。

最後はこれぞGO!GO!ワールドとも言うべき曲でフィニッシュ。私もそれまでの横ノリからこの時ばかりは縦ノリで踊らさせていただきました。いや、終わってみれば汗まみれの楽しいライブCDJを締めくくりましたね。今月のみちづれツアー@AXも参加予定なので、益々楽しみになりましたよ。今度も踊りまくりますぜ。

最後に初めての大型フェス参加だったので、主目的以外で見たベスト3のステージを上げておきます。No.1は麗蘭、続いて電気グルーヴ、3位はスペアザだったかな。あー、楽しい4日間でした。また今年も参加できるといいな。

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

CDJ 06/07 その3

遅くなりましたが3日目のレポです。かなり疲れが出てきましたが、昨日は量が多いのでテンポ良く行きましょうか。

フルカワミキ@GALAXY STAGE

先ず最初は、昨日最初のメイン・ターゲットのフルカワミキ。ミキのステージは11月のツアー以来、2回目ですね。サポート陣は前回と同じGt.中村弘二、Vn.勝井祐二、Bs.ナスノミツル、Dr.城戸紘志の面々。相変わらず凄まじい演奏を聴かせてくれました。みんなインプロのプレイが迫力あったけど、その中でも城戸さんのプレイは特筆しておきたい。「アンタはすごい!」途中立ち上がってキック踏んだり、スティック回しながらシンバル連打したり、シビレまくりましたよ。
ただ、GALAXYのバスドラの音は量はあるんだけど、スピード感がなくて好きくないね。あと、勝井さんのVn.もLIQUIDのように歌ってなくて、ディストーションかけ過ぎてたかも。リハでは結構歌ってたのに、なんで本番では…。それ以外は昨年の憂さを全て吹っ飛ばしてくれるような心揺さぶられる演奏が聞けて良かった。ミキの歌もLIQUIDよりちょっと良くなっていた感じもあるし、今年も期待できそうかな。定期的にライブして欲しいですんで、そこんとこヨロシク。

少年ナイフ@COSMO STAGE

少年ナイフのライブは初めて、CDも聴いたことはありませんでした。古手のガールズ・ロック・バンドということは知っていましたが、大阪拠点ということでこれまで見る機会がなかったんですよね。まあ、見た感想はビミョーかも。後半のブギー中心のサウンドは好きだけど、サウンドも含めやや重いかな。ガールズなんでもうちょっと軽く行かないと、私のスウィート・スポットには入ってこないかな。関東ではnoodlesとかもライバルになりそうだけど、noodlesの方が少し自由な感じがするわ。
あと、後半2曲でビークルが飛び入りで参加。演奏はしなかったけど一緒に踊ってましたよ。まあ、ビークルの場合はお面かぶっているんで本人かどうかは確認できませんが。

麗蘭@GALAXY STAGE

いや、麗蘭すごい!!!つなぎで見ようとかナメテました、スミマセン。先ず前説で渋谷校長が出てきたのにビビリましたよ。そして、渋谷さんの「日本で最高のギター・デュオです」の紹介に、半信半疑だったけど正にその言葉どおりのプレイだったわ。とてつもないギター・サウンドの連続、ていうかグルーヴのディープさは語る言葉が見当たらないよ。あのステージは体験しないと、理解不能かも。ブルーズ好きで麗蘭の音を聴いたことが無い人は損をしています、ブルーズのギター・デュオではマジ最強とキッパリ私も言い切らされていただきます。
ブギあり、ボトルネックありでヴァリエーションもあって楽しかった。途中アイコンタクトでチャボと公平さんがプレイを替えたり、Bs.の早川さんと3人でソロを回したりとか次々溢れ出すシビレるプレイ。またも踊らされてしまったね、楽し過ぎ。特にラス前のキヨシローに捧げた「雨上がりの夜空に」は泣けました。あのキヨシローのヴォーカル・スタイルはチャボがオリジナル?ってほどにハマってましたっけ。ただオリジナル曲にそれほどのインパクト無かったのがやや残念かな。

NIRGILIS@MOON STAGE

ニルのライブは4回目、前回は11月のイベントになりますか。麗蘭終わった後にビールでも引っ掛けようかなと、フード・コートを歩いていると「sakura」の音が聞こえてくるじゃないですか。時間勘違いしててもう始まってしまったか、と駆けつけるとまだリハでしたね。でも、スキャットのみですがほぼフルで「sakura」が聞けたのが嬉しかった。いや、このスキャット・バージョンも音源化して欲しいと思ったほど。この日はアッチュも絶好調。本番登場からLOFTのワンマンでも使っていたサンプラーを連打し、観客を煽ってました。
「24サーチライト」で幕開け、次の「君の瞳」(だっけ?)が凄かった。途中いつものカウベルが登場してフロアは盛り上がったけど、そこから先が更にヒートアップ。カウベルを置きスティックを2本持ちドラムセットの前へ、またシンバル叩くのかなと思ったらタムを連打。最初は稲寺さんのドラムもそれまでどおり叩いてたんだけど、途中からタムを中心に叩いて二人でタムの合奏となりましたよ。かなりスリリングで原初的なドラミング、もうシビレまくりました。この曲が長くて続く「シュナイダー」、「sakura」で終わりとなってしまったけど、大作「君の瞳」が聞けただけでも大満足なステージでした。

PANTA@COSMO STAGE

ニルが終わって駆けつけたけど1曲ほどしか聞けませんでした。PANTAは学生時代かなり聞いていたアーティストの一人。特にPANTA & HALのライブ盤は聞きまくりました。頭脳警察も2枚のアルバムをいまだに持ってますよ。その聞けたラスト1曲が頭脳警察のセルフ・カバー「悪たれ小僧」だったのが嬉しかったね。PANTAの声も昔と変わらず、シャウトして歌ってくれて涙チョチョ切れました。もう少し聴きたかったなー。

SOIL & "PIMP" SESSIONS@GALAXY STAGE

SOILは夏のイベント以来、2回目になりますか。一青とのジョイントで見たJ.A.M.も含めると3回になりますね。昨日も熱いプレイで、モッシュ・ピット後方で踊り狂いましたね。もう汗だくですわ。ただステージは絶好調だったけど、夏のイベントに比べてフロアが雰囲気悪かったのが残念だったね。ただ騒ぎたいだけの人が多過ぎ、もっと曲を聴いてノってくれと思ったよ。

100s@EARTH STAGE

去年は3度ほど小谷美紗子のサポートで玉田さんと山口さんを見ているので、後半3曲ほどでしたが100sにも参加。相変わらずこの二人のリズム隊は凄かったね。ただトリオの時のようにプレイの幅が出せなくて、バンドのサウンドに埋もれ気味でやや物足りなかったよ。この二人を見るならトリオに限るかな?

木村カエラ@EARTH STAGE

そしてそのままEARTHに居残り、昨日最後のメイン・ターゲットであるカエラのステージを待ちました。カエラのライブ秋のツアー・ファイナル以来、5回目になります。出足良くいったんでモッシュ・ピットのステージ前5mほどに位置しましたが、辛かったですね。やはり年には勝てません、カエラ登場での後ろからのプッシュで押し出されて3mも後退してしまいました。おまけに背の高い人の後ろになってしまい、身動きもとれず最悪でした。でもステージは良かった、切れ切れに見えるカエラもこれまでで一番近くで見れたし。先ず最近一番リピートしている「TREE CLIMBERS」で幕開けしたのが、いいね。ここはフロアの流れに身を任せ縦ノリで合わせ、続く「リルラ」や新曲の「snowdome」でもゆらゆら出来たし。次の「ワニと小鳥」もツアーの時よりしっとりとして良かったかな。
後半も「Circle」、「BEAT」、「Magic Music」、「happiness」とMC少なめで沢山演奏してくれたのが嬉しかったよ。「Circle」ではカエラのリクエストどおりタオルを回せたし、「BEAT」では周りの縦ノリに逆らって前後ノリで踊れたし。いや、いいライブで去年の締めくくりが出来ました。

SAKEROCK@MOON STAGE

カエラで締めくくったんでこのまま帰ろうかなとも思ったんですが、せっかくのカウントダウン・イベントなのでニカさんのライブでもお世話になったSAKEROCKのステージをちょっと覗きました。カウントダウンのスペシャル・ゲストはハマケンのご両親と、星野さんの両親代わりで松尾スズキと河井克夫の紅卍のおふたり。松尾さんが10秒前ほどにメタルテープを発射するバズーカを暴発させるやらグダグダなカウントダウンでしたが、笑かさせていただきました。いや、今年もおもろい1年になりそうです。

と言うことで新年を迎えました。今年も音楽漬けな年になりそうですが、皆様よろしくお願いします。

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