2007年11月15日 21時48分更新
医師不足が各地で問題になっていますが、西都市の市民グループが常勤の内科医がいないために夜間の救急医療ができない状態が続いている地元の病院に医師を確保するよう求める嘆願書を東国原知事に提出しました。
嘆願書を提出したのは、西都市の市民でつくる「西都児湯救急医療を考える会」です。
西都市の西都医師会病院は、平成16年から始まった医師臨床研修制度の影響で宮崎大学医学部から派遣されていた医師5人が相次いで大学に引き上げ、ことし6月からは内科と外科の常勤の医師がいない状態が続き、夜間の救急医療に対応できなくなっています。
会の代表の橋口登志郎さんは、「常勤の内科医の確保に県にも協力してもらい、安心して暮らせるようにしてほしい」と医師確保を要望する嘆願書と西都市と児湯郡などの住民、5万6000人余りの署名を東国原知事に提出しました。嘆願書を受け取った東国原知事は、「県としても医師と交渉するなど医師確保に向けて対策を取っています」などと話していました。