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都築総長わいせつ「学園が現金、口止め」…複数の被害者証言

 福岡県警は14日、大学のエレベーター内で女性職員(23)の体を触ったとして、全国で九つの学校法人などを運営する都築総合学園の総長、都築泰寿容疑者(71)(福岡市南区玉川町)を強制わいせつ容疑で逮捕した。

 都築容疑者による女性職員へのわいせつ行為やセクハラが繰り返し行われ、学園側が被害者に現金を渡して口止めすることもあったとの証言を得ており、組織的に隠ぺいしていた疑いもあるとみている。

 調べによると、都築容疑者は昨年10月14日、学長を務める同県太宰府市の第一福祉大で、女性職員をエレベーター内に無理やり連れ込み、胸を触るなどのわいせつ行為をした疑い。

 学園内で都築容疑者によるセクハラが相次いでいたため、女性は別の女性職員と手をつないで「自衛」していたが、都築容疑者から強引に腕を引っぱられたという。

 女性は学園側に抗議。学園の担当者は「警察に言ってはいけない」「外に漏れないよう我慢してほしい」と執拗(しつよう)に口止め。さらに「残業代」と称して現金を渡し、女性が断っても、担当者は「取っておきなさい」と押し付けたという。職員の給与は通常、銀行振り込みになっており、県警はこの金が口止め料だったとみている。

 学内で都築容疑者からのセクハラ被害を訴えた複数の女性職員は、県警の調べに「総長や担当者から現金を受け取るよう強要された」と証言。金額は数万〜十数万円で一定していなかったという。

 都築容疑者は「そのような行為はしていない」と容疑を否認。学園の広報担当者は「都築総合学園では、各校にセクハラ相談窓口を設けているが、総長に関する相談はこれまでになかった」としている。



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