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【滋賀】

いじめ対策で行動指針 県教委が家庭向けに

2007年11月15日

 県教育委員会は14日、保護者や子どもの行動指針をまとめた「ストップいじめアクションプラン」を発表した。4月に作成し、各学校に配布した試案を再検討し、インターネットを通じたいじめや自殺防止の項目を加えた。

 学校教育課によるとプランはいじめを防ぎ、解消できる体制づくりが目的。教諭や子ども、保護者別に対策を提案している。具体的には、教諭に対しては「子どものわずかな変化を見逃さず、いじめを早期に発見する」ことを求め、子どもには「一人で抱え込まずに誰かに相談する」よう呼び掛けている。

 「ネットいじめ」の項目では、家庭でインターネットや携帯電話を使う際のルールを決めるように指導。ひぼう中傷や犯罪の予告は絶対にしないよう求めている。

 「自殺」の項目では、命の大切さを伝える教育を重視。「苦しいときに助けを求めるのは弱いことではない」と訴えている。

 プランは今後、県立の中学や高校、特別支援学校全70校と各市町教育委員会などに配布する。

 (勝山友紀)

 

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