小関順二のドラフト最前線

1、2巡目候補はこんな顔ぶれ


小関順二さん

小関順二さん (0)

2007/11/15 12:29

4日後に迫った大学生&社会人ドラフト。ここで1、2巡目候補にどんな選手がいるのか整理してみる。
<1巡候補>
 大場翔太(東洋大・投手)、加藤幹典(慶大・投手)、長谷部康平(愛知工大・投手)、宮西尚生(関西学院大・投手)、久米勇紀(明大・投手)、小林賢司(青山学院大・投手)、小窪哲也(青山学院大・遊撃手)、篠田純平(日大・投手)、根本朋久(横浜商大・投手)、山内壮馬(名城大・投手)、白仁田寛和(福岡大・投手)、服部泰卓(トヨタ自動車・投手)
<2巡候補>
 田中幸長(早大・外野手)、平野貴志(法大・投手)、古川祐樹(明大・投手)、加治前竜一(東海大・外野手)、伊志嶺忠(東京情報大・捕手)、石川俊介(上武大・投手)、村田透(大阪体育大・投手)、桑原謙太朗(奈良産業大・投手)、小瀬浩之(近大・外野手)鬼崎裕司(富士重工業・遊撃手)、蓬莱伸哉(王子製紙・投手)、多田野数人(アメリカ3A・投手)
 投手、野手の割合は18:6で投手が圧倒。「大学生と社会人は投手で」というのが各チームの合言葉になっているようである。篠田は東都大学1部2部入れ替え戦で見て、1巡目指名を確信した。春までは下半身がフラフラしていたのに秋は見違えるような本格派投手に変身していて驚いた。
 石川は明治神宮大会でコントロールのよさと緩急自在のピッチングを見て上位に予想した。阪神が熱心なようだ。左投手が8人も顔を揃えたのは前にも書いたようにプロの需要が多いため。また、大学生が多数を占めたのは企業チームの激減と無関係ではない。最近も、一光の今年限りの休部が発表されている。
 驚かされたのが多田野が指名候補に挙がったことだ。立大時代は和田毅(早大→ソフトバンク)と再三1点差の投手戦を演じたことで有名。トラブルがなければ松坂世代の中でも和田と双璧を成すような大きな存在だった。アメリカのマイナー生活は多田野のピッチングにどのような味付けをしたかまことに興味深い。
 1回だけ酒を飲み、1回だけ取材した縁だが、「日本ハムと横浜のどちらにしようか迷いましたが、横浜のほうが投手がいなくて活躍できると思いました」と横浜を逆指名した理由をはっきり話してくれた。大人だなと思った。
 アルバイト感覚でホモビデオに出演したことがバレて日本球界から声がかからなかった(横浜の逆指名内定が取り消された)わけだが、禊(みそぎ)は済んだと思う。指名の行方とその後の日本球界での活躍を期待したい。

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