| このままじゃアマミノクロウサギが大変 |
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犬に襲われる被害が続出の特別天然記念物「アマミノクロウサギ」
Photo By 共同
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国の特別天然記念物で絶滅危ぐ種にも指定されているアマミノクロウサギの死骸（がい）１１体が鹿児島県・奄美大島の林道で１４日までに発見された。環境省奄美野生生物保護センターは同日、解剖の結果、首や腹部に犬の歯による傷が見つかり、犬にかまれたことが死因とみられると発表した。
奄美市教育委員会などによると、同市と瀬戸内町にまたがる林道で、草を刈る作業員が１２日朝、道の真ん中や端に、数百メートルごとに死骸があるのを発見した。３体は白骨化が進んでいた。残る８体は成獣で、いずれも犬にかまれた傷が見つかった。
同センターの鑪（たたら）雅哉自然保護官によると、野生化した犬がアマミノクロウサギを捕食することがあり、大きな脅威だという。鑪自然保護管は「ペットの犬を捨てたりしないように、自治体と協力して呼び掛けていきたい」と話している。アマミノクロウサギは奄美大島と徳之島のみに棲息している。
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