AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/
愛護センターでの殺処分の時期が来ても、誰も引き取って
くれなければ、自分は保護地域に在住じゃなくて引き取る
権利が無いから、代わりに引き取ってくれと、愛護団体に
T様が頼んだから、命があった迷子犬なのに、何も行動を
起こさず、ブログやHPに書くだけ、自分がレスキューを
できればと“思っていただけ”の人達が、本当の飼主が
見つかった、同じ犬に違いないから返せと、命の期限が
過ぎて、本当なら殺されている今になって、やいのやいの
言って盛り上がっている。
一時預かりのT様も愛護団体も、ものすごい手間や費用を
自腹を切って出しているのである。マイクロチップ装着を
したのは愛護団体だから、DNA鑑定でもしないと後から
現れた飼主だと名乗る人の飼犬かどうかの確認もできない。
本当の飼主さんかもしれないと言っている人は、老齢で
脚側行進のしつけもできていない人なのだから、自分が
運動に出すのは大変だからと、再び広い場所でリードを
外す可能性は大いにあるのである。そうなると再び迷子
である。
それに、飼主さんが老齢で1人暮らしだから、うちでも
過去に苦い経験があるように、痴呆その他で入院したり
すれば、初めは自分が引き受けて世話すると言っていた
親戚が、そっぽを向いてしまうことだってあるのである。
だから、再び里親募集に出される可能性が高いのである。
いくら可愛がっていますと言っても、そんな飼主さんに
自分達が責任を持ってレスキューした犬を愛護団体が、
はいそうですかと簡単に返すとは思えない。愛護団体は
飼主の幸せよりも“犬の”健全な幸福を願う団体である。
本当に犬の将来を思うのなら、今若いうちに、新しい家庭、
高齢の飼主が倒れても他の家人が面倒を見てくれるような
家庭に引き取ってもらった方が幸せである。
私なら絶対に譲渡しないような、犬の最期を見とれるか
どうかも怪しい高齢の飼主さんだから、愛護団体が選んだ
飼主さんの家で飼ってもらう方が、甘やかされ、肝機能の
炎症が起きているのに気付かずにいる飼主の元に戻るより
幸せだろうと思う。
一度、放浪しているのだし、まともな脚側ができないのに
後肢の筋肉がついているということは、広い河川敷などで
放すのが日課だったのだろう。そういう飼い方で育った犬、
しかも若くて元気な大型犬だから放浪を繰り返す可能性が
高いだけでなく、河川敷などで放さなくても運動ができる
ように、今から自転車運動を教え込むだけの技量や根気が
元の飼主にあるかどうかも疑わしい。
一時預かりのT様のところで去勢オペをしたけれども、
3歳まで未去勢だったのだから、発情中のメスの匂いに
つられて放浪を繰り返す可能性もある。
自分で連れ歩くのがしんどいからと、またもや飼主さんが
リードを離したりすれば、1回やってるのだから、また、
ど〜っと走り出してしまうだろう。脚側も教え込めてない
飼主さんに呼び戻しが完全にできるとは思えない。
しかも、猫に過剰反応する犬だから、野良猫でも見れば
飛び出すに違いない。おそらく、次に迷子になったなら、
愛護センターで保護されるならまだしも、交通事故死に
なる可能性の方が高いと思う。
管轄が違っても隣接する地域に“自分で”届けを出すのは
当然だ。犬は人間の区画整理どうりに行動しない。そんな
ことも思いつかないのなら、犬というものに対する理解が
浅過ぎる。
理解の浅い人は、無意識に犬の身を危険にさらす。飼主の
情緒ではなく、“犬が”健康に無事に生きてゆける方法を
考えてやるのなら、体力的にも飼育の適性のある里親に
引き取られる方が良いのである。それが本当の動物愛護の
精神である。
犬を擬人化して、厳しい譲渡条件をクリアーしている
新しい引き受け先や苦労して引き出してくれた愛護団体が
悪者であるかのような印象を与える詩をブログに載せたり、
そのブログを紹介したりすれば、自分の生活で多忙な中、
たくさんのお金や時間をかけて、必死でレスキューして
くれた人達が、いったいどれほど不愉快な気持ちになるか、
分かっているのだろうか。
私のようにブログやHPで書くのは簡単だ。助けようと
思うのも簡単だ。でも、実際に動いてレスキュー活動を
した人とは雲泥の差である。思うだけなら誰でもできる。
愛護団体の譲渡条件をクリアーして、ちゃんとフォームに
記入して里親に名乗りを上げた人が3名、その3名様で
募集を打ち切ったそうだが、3名様とも、うちの繁殖犬の
オーナーさんである。その後に、もう1人うちのサイトを
経由して申し込んだ人が居たらしいが、既に、候補者は
絞られていたので、愛護団体では断ったらしい。
結局、当時、都内で唯一、大型を引き出すことができた
愛護団体に依頼した一時預かりのT様も、愛護団体に
申し込んだ人たちも全て、うちの繁殖犬を持っている
人達なのである。うちの厳しい条件をクリアーしている
真の愛犬家だから、当然、愛護団体の許可も下りる。
私は、繁殖と販売で生計を立てているブリーダーだから
本来なら、自分の繁殖した子犬を2頭目のコリーとして
購入してくれる可能性がある人達が、迷子犬の里親に
回ってしまうのだから、子犬の売上げが1頭減ることに
なって経済的には痛いのだが、まだ3歳の若いコリーが
殺されたり、路頭に迷うるのは忍びないから、子犬を
販売している時期にも関わらず、ブログでも書いたし、
レスキューしてきた一時預かりのT様を援護する目的で、
「迷子のコリー」のページを作った。
お産の前後だったから、けっこう大変ではあったが、
実際にレスキューで動いた人達の苦労には遠く及ばない。
自分では命を救う為の具体的行動を何もせず、NETで
騒いでいただけならば、実際の行動を起こした勇気ある
善意の人の心を傷つけるようなことは、すべきじゃない。
繰り返すけど、本当の飼主かもしれないと言っている
人は、コリー一筋に繁殖してきた私のようなブリーダー
ならば、絶対に可愛い繁殖犬を譲渡したくないような
“大型犬の飼育に難のある家庭”の人なのである。
アメリカの愛護団体だと、自分が飼主だと名乗り出て、
仮に証明ができたとしても、飼育環境に無理があると
判断すれば、保護した犬は返さない。それが真の動物
愛護団体のあるべき姿である。
だから、判断は愛護団体に任せた方が良いのである。
周りで軽々しく口だけ出すべきじゃない。
子犬のことを書こうと思ったけど、時間が無くなった。
リズ胎6頭の子犬たちのうち3頭の目が開いた。今日で
生後12日。丸々している。絶対に全部の子を大型犬の
飼育に向いた家庭に譲る。若い血気盛んな大型のオスを
転べば寝たきりかというような1人暮らしの老人が飼う
ことだけは、絶対にさせないつもりである。