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Moira's Message ----------------------------------

2007年は戦いの年です

一昨年暮れに申し上げたとおり、昨年は木星が蠍座を進行し、これまで隠れていた問題が表面に現れてくる年でした。社会保険庁をはじめとした官の問題もそうでしたし、ライブドアをはじめとしたビジネスの分野での問題もそのひとつ。また社会に目を移すと、家族の崩壊や学校におけるイジメの問題。気になるのは皇室問題もはじめて表面化してきましたね。しかし、これらの問題は、昨年という年が「問題を暴く」という年のはじまりであって、今後も同様の傾向が当分続きます。

ところが、今年は、木星の射手座の進行や獅子座の土星など、様々の星の影響から、表面化してきた問題がさらに複雑化したり、損得の対立も生じ、やがて感情的な憎悪の構図ができあがる恐れがあります。その結果、どういう現象が現れるかと言えば、政治、経済、社会、個人といったあらゆる場で、「戦い」がはじまります。気象や天変地異も見逃せない問題で、土星が乙女座に移行する９月からは、地震や農作物の被害が心配です。

こうした「戦いの年」を乗り越えるには、私たちは常にふたつの選択を用意する必要があります。ひとつは、戦いに勝つだけの戦略とパワーを持つことです。もうひとつは、戦って元も子もなくなる前に、戦いそのものを上手に収拾するだけの英知を発揮すること。つまり、余裕と冷静さが必要なんですね。今はこれといった問題がないあなたも、好むと好まざるにかかわらず、知らず知らずのうちに戦いの場に引きずり込まれるケースが増えてきますから、今年は従来になく気を引き締めるようにしましょう。

でも、ここで申し上げておきたいのは、たとえ戦いに負けて、自信も希望もなくすようなことがあったとしても、それが最後ではないということです。敗北や苦痛はできれば避けて通りたいもの。でも実は、敗北や苦痛というのは、新しい希望を生み出す大地でもあるのです。そうした辛さを味わって初めて目覚める、新たな人生観というものもあります。発明が困った場面から生まれるように、新たな希望も、敗北や苦痛の中から生まれてくるのですよね。ですから、ある意味で「敗北や苦痛は宝物」であるとも言えますね。私自身も過去に、たくさんの苦痛を経験しました。でも振り返ると、それらがすべて「私の宝物」になっていることに気づかされます。

2007年は今お話ししたように、木星が射手座を進行します。幸い、これは私たちの心に苦痛だけではなく、戦いに負けない「明るさと未来へ夢」も与えてくれるはずです。あなたにとって、2007年が人生において有意義な良い年となりますように、こころよりお祈りしています。さあ、また一年、ご一緒に頑張りましょう！ （モイラ記　1/2）

●占い研究家、エッセイスト、童話作家。祖父がロシア人のクォーター。12歳の時、祖父より西洋手相術と占星術を学び、占いの研究を始める。●占いのレパートリーは広く、西洋占星術、手相術、タロット、夢占い、おまじない、パワーストーンなども執筆し、テレビやラジオにも出演。さらにインターネットでの占いコンテンツ、「天使たちの予言」は現在ブレイク中。●また、ＱＶＣのテレビショッピングや三越、ベルーナをはじめとした通販カタログ誌上ではモイラブランドの「モイラ・ジュエリー」をプロデュースする他、「モイラのハッピーメイク」を提唱し、女性セブンの特集をはじめフジＴＶスーパーニュースおよびテレビ東京の特番にも出演。●さらに、現在は楽天市場にDearStoneというパワーストーンの専門ショップをプロデュースするとともに、バラをモチーフとした「MOIRA ROSE」という新しいブランドを立ち上げ、アートフラワーのプロデュースも行っている。●なお、結城モイラの名付け親は作家・遠藤周作氏。「モイラ」はギリシャ神話の運命の女神を意味する。●著書は占い、童話を含めてすでに60冊以上を上梓。児童向けの学年誌から成人向けの週刊誌、雑誌、新聞、ＴＶ、ラジオまで幅広いメディアでの長年にわたる露出の関係から、子供から大人まで幅広い層の支持がある。●本ホームページへのアクセ数も、個人のＨＰサイトとしては驚異的な数で、複数の民間調査に於いても「結城モイラ」の人気は占い界のトップクラスにランクされている。●東京都出身。白百合女子大学国文学科卒。