とりあえず警告!
このブログをご覧になると、何が混乱するんだかわからんけど、
混乱する危険があるそうなんで、十分ご注意しながらお読みください。
この注意事項の全文は「本当は怖い天然石のはなし」さんをどうぞ。
http://isinohanasi.com/article/58138010.html
今回は、関係ある?関係ない?ビミョーだな……。
石の名前ってーのは、最近何かと問題になってる。
ビーズだと、名前をきちんと表示しろよとかそういう話になるわけだが、今日の話は、一つの一が二つの名前を持っているってケース。
まあ、たいていの石は英語の名前と日本の名前があるし、それ以外にも宝石名(例:ムーンストーン)とか単に呼び名(例:インカローズ)とかフォールス・ネーム(例インド翡翠)とかいろいろ使われていて、名前は実は複雑だ。
そして今、ちょっとなーとひっかかってるのが、クリスタルヒーラーが付けた名前だ。
話題のスーパーセブンとか、アゼツライトとか、レムリアンシードとか、こう言うのはヒーラーが付けてるよね。
鉱物関係の人にはこんなのは意味がないだろうけど、パワスト好きにとっては立派に「石の名前」だ。
そしてこの名前には「意味」がくっついている。
レムリアンシードという名前には、「レムリア人の記憶が秘められていて」とかなんとか、そういう意味が込められている、ってか、だからそういう名前だと言うことになっている。
まあ、名前だけで意味は気にしない人も多いだろうが、その名前で石を売るってことは、意味を気にして、あるいは期待して買う人も確かにいるだろうと言える。
まどろっこしいのでずばっと言うと、気にしているのはロバートシモンズという人の使っている名前だ。
アゼツライトの名前に関わっている人といえば、ああ、あの人、と思う人も多いよね。
この人とネイシャなんたら(読めない)って人がアゼツライトの名前を付けて、そのほかにもいろいろな石に名前を付けている。
アメリカではどうだか知らないが、日本では比較的新参で、すでにある名前で呼ばれている石に、この人達の名前がさらに付けられることもある。
たとえば、アイスクリスタルに対してニルヴァーナクォーツとか。
んで、このたびキャンドルクォーツを、この人達がセレスティアルクォーツと呼んでいるんだと知った。
まあ、そういう名前はヒーラーの摩訶不思議感覚で付けられてるんだろうから、名前を付けること自体には、素人石好きには何を言うこともできない。
(……ホワイトモルダバイトとか、紛らわしい名前はどうよと思うけど。これ、カルサイトだよね?)
でも、その名前を使う側はどうだ?。
いしころ太郎もそうだけど、パワストの名前は、一番最初に知った方を使ってしまうことが多い。
意味もね。最初に知った名前、最初に聞いた意味、それがその石とかなり強く結びついてしまう。
結果としてこの石はヒーラーAが付けた名前、こっちはヒーラーBのネーミングってことになるわけで、これもちょっと疑問だ。
たとえば、仏教でもひっくるめたら仏教だけど実はいろいろ流派がある。細かく見ると仏壇とか数珠とか、変なとこではお経のイントネーション(?)とかちょっとずつ違うらしい。
「ま、仏教だから」って、仏壇は真言宗、数珠は浄土宗、お経は曹洞宗……ってわけにはいかないだろう。変だよ。
でもパワストの場合は、ヒーラー直々のセミナーを受けて一から系統立てて教わらないと難しいかもしれないね。だから、疑問に思いつつもこの点はちょっと脇に置いておこう。
でも、店は?
ずばっと言うといいつつ、まわりくどくなっちった。
あれー、ちょっとなーと首を傾げたのは、今まで「キャンドルクォーツ」といって売っていた店が、急に「セレスティアルクォーツ」という名前でキャンドルクォーツを売り始めたからだ。
そのほかにもグロース・インターフェレンスといっていたのを、ジュディ・ホールの新しい本が出たとたんに「シフトクリスタル」に変えて、その説明を使い始めた。
店の説明がどっかの本の説明引き写しなのは悲しい現実だけど、仮にも石の意味ってかパワー重視で石を売り、時には店主自らこんな感じのパワーを感じるとか言ってる店が、ホイホイ名前を使い変えていいもんだろうか。
最初の方で名前には意味がくっついていると書いたけど、使う名前を変えるということは、その意味も変える、石の見方を変えるということだ。
パワー重視の店がそれをやっていいんかい。
キャンドル・クォーツって名前はパワストネームとしてはかなりメジャー(だと思う)で、そこにセレスティアルって目新しい名前が出てきて早速それに飛びついたな、と苦々しく思ったんで、まずはロバートシモンズって人のネーミングを挙げたけど、ジュディ・ホールって人のもさらに気になる。
この人の本ってどうにもメロディさんの内容とかぶるんだよね。さすがにスーパーセブンはメロディさんの付けた名前だと言ってるが、それ以外にもこれ、メロディさんが言ってって内容がちらほら。
「はあ?」といいたいような珍妙な書き方もちらほら。クリスタルバイブルて本は有名だけど、いしころ太郎は買う気になれない。買ってない。
たぶんちょっと知ってる人なら、読んですぐ変だとわかるだろう本の説明をホイホイ使うってのがねえ。たぶん、探してすぐに見つかった説明がそれなんだろうけど。
他人の石の説を自分の本で紹介して、そのほかの内容にも変なところがある人がこんな風に言ってますっていわれても、ちっともありがたくない。
これって石の種類の真偽や加工の有無の表示と同じくらい問題じゃないか?
パワー重視の店は、その分価格を上乗せしてることが多い。まあ、イメージ代ってか。買う方も、石のイメージごと買うわけだよ。
本当に安く買いたければ、調べて、イメージ代を上乗せしてない様な店から自分で見分けて買えばいいんだから。本当に欲しいならそれができる。
パワーなんて関係ないってなら、鉱物ショップから買えばいいし。
だから、そういう店で買う人は、石のパワーを気にしてるだろうし、その分の代金を払うことにまあ、納得してるだろう。
でもさ、そのイメージ部分があやふやだったら?
石のパワーの根拠なんてないも同然だけど、それでもこれこれこういうわけでという説明がある。そこが矛盾だらけだったら、まさに根も葉もなし。
パワー重視の店の人、しかも自分でコメントするくらいなら、ある意味石のパワー部分のプロ、少なくともセミプロだよね?
最低でも自分自身も何らかの信念があって、その説明を採用して、それで値段を付けて売ってるんだと思う。
それなのに、内容にちょっと難ありの本を使い、新しい名前に飛びつくってのはどうよと思う。
石の意味以外にもちょっと気にしてみるといいよ。