先日の夜、青森市内で車を運転していてヒヤリとする場面に遭遇した。前方の交差点を左折してきた対向車のライトが上向き(ハイビーム)のままで、まぶしくて一瞬目がくらんだ。「まずい」と思い速度を落とした、まさにその時、道路右側に路上駐車していたバンの陰から人が飛び出してきたのだ。幸い事故は回避できたが、しばらく冷や汗が止まらなかった。
支局の新人記者が全国の警察に電話をかけまくって調べた結果が10日付の全国面に載った。記事によると、青森県警など13県警が「基本はハイビーム」と指導しているという。確かに歩行者を早期発見できるだろうが、対向車がいる時などはすぐに下向きにしないと、かえって危ない。ハイビーム普及には運転手のマナー向上が不可欠だと身をもって感じた。(望)
毎日新聞 2007年11月15日